魅力満載の手縫いレザー作品集
2025年11月、グラフィック社から新たに登場する書籍『増補版 ヌメ革で作る手縫いのバッグ』は、ヌメ革の魅力を存分に引き出した一冊です。この本は、初心者から経験者まで、すべてのレザークラフトファンに向けて、基礎から応用までを丁寧に解説しています。
ヌメ革の特徴とは?
ヌメ革とは、植物タンニンでなめされた革であり、時間が経つにつれて風合いが増すのが特徴です。この革は、柔らかさと耐久性を兼ね備えているため、バッグや小物にぴったり。さらに、経年変化を楽しむこともでき、使い込むほどに愛着が湧きます。この本では、ヌメ革の特長や種類についても詳しく解説しており、これから始める方にも非常に役立つ内容になっています。
幅広い作品とテクニック
本書は、全35点の作品と共に、基礎的なテクニックや作業工程を詳しく紹介しています。初心者でも安心して挑戦できるように、各ページには具体的な制作工程が解説されており失敗を心配する必要はありません。
特に注目すべきは、追加された「縁かがり」の装飾テクニックです。これにより、シンプルなデザインでも個性的な仕上がりに変わります。革を細く切って紐のように使用する装飾法は、作品に立体感を与え、一層魅力的に仕上がります。
作りたくなるバッグと小物
本書で学ぶことができる作品は多岐にわたります。パスケースや手帳カバーといった日常的に使用する小物から、トートバッグやボストンバッグなどの大型作品まで、作品数が豊富で選ぶ楽しさも感じられます。特に3枚はぎのトートバッグは、シンプルながら使い勝手も良く、作りがいのある一品です。
完全ガイドとしての機能
『増補版 ヌメ革で作る手縫いのバッグ』は、ただの作品集ではありません。カラーページには、道具や縫い方など、革クラフトに必要な知識がぎっしり詰まっています。加えて、型紙も含まれており、まさに完全ガイドとしての役割を果たします。分かりやすい図解も掲載されているため、初心者でも安心して作業に取り組めます。
本書の著者について
著者はがなはようこさんと辻岡ピギーさん。彼らは共同で事務所「ピポン」を運営しており、商品プランニングやイラスト、ディスプレイなど多岐にわたる活動を行っています。皮革卸売業の有限会社田村光商店の監修も受けているため、専門的な知見も活かされています。
書籍情報
- - 書名:増補版 ヌメ革で作る手縫いのバッグ - 手縫いのための便利な縫い目入り型紙つき
- - 出版社:グラフィック社
- - 発売日:2025年11月
- - 定価:2,860円(10%税込)
- - ISBN:978-4-7661-4090-3
レザーの手作りを楽しむための知識を身につけたい方、また自身の作品をもっと魅力的に仕上げたい方にとって、この書籍は必見です。初めての手縫いレザーにも、ぜひこの本を手に取っていただき、ヌメ革の世界を存分に楽しんでください。