高知県四万十町の初の取り組み
高知県の四万十町では、災害時における支援物資の配送を円滑に行うため、9月18日(木)に町の拠点である「四万十町勤労者体育館」で、佐川急便株式会社の協力の下、初の物流訓練が実施されることが決まりました。この取り組みは、南海トラフ大地震に備えたもので、地域住民の安全と迅速な支援体制の確保を目指しています。
訓練の内容
訓練には、20名の町職員が参加し、実際に使用される支援物資(食料、飲料水、発電機、スポットクーラーなど)を用いる予定です。職員は、トラックからの荷下ろしや物資の仕分け、ラップ巻きといった一連の作業を担当し、災害発生時を想定して実践的なスキルを身につけます。また、この訓練は雨天でも実施されるため、その重要性が強調されています。
防災担当者の意気込み
町の防災担当者は、「広大な地域を持つ四万十町では、各避難所に物資を迅速に配送することが、住民の命を守る上で不可欠です。平時から多くの職員を巻き込んだ訓練を行うことで、実際の災害時に備えたい」とコメントしています。これは、町全体の防災意識を高める良い機会となります。
今後の展望
四万十町では、この訓練を通じて作業手順や関係機関との連携を確認し、今後も町民が安心できる災害対策を発展させていく考えです。住民が心配せずに過ごせるように、何かあった際にもすぐに対応できる体制を整えていく取り組みが期待されています。
このように、四万十町は地域の防災力を高めるための重要な取り組みを進めており、今後も災害に対する備えを強化していく方針です。今回の物流訓練が、町民にとってさらに安心できる環境を築く一助となることが期待されます。
- - 訓練日時 令和7年9月18日(木) 13:30~15:30 【雨天決行】
- - 訓練場所 四万十町勤労者体育館(高知県高岡郡四万十町香月が丘8-1480番地)