デジタルリスク市場の先駆者、エルテス
20年以上前からデジタルリスク市場の拡大に向けて挑戦を続ける株式会社エルテス。代表取締役社長の菅原貴弘氏が経営の裏側を語ります。ここでは、創業から上場、そして現在に至るまでの沿革と経営戦略について深掘りしていきましょう。
エルテスの歴史と成長戦略
株式会社エルテスは、2004年に創立され、当初はWebリスクモニタリング事業からスタートしました。この時期、まだ「デジタルリスク対策」という概念が確立されていない中で、菅原氏は「市場を創る」ことを選択しました。これには危機感と将来展望が大きく影響しています。市場が成熟する前に動くことで、先行者利益を得るという姿勢は、エルテスの成長において重要な要素となっています。
2016年には東証マザーズ(現グロース)へ上場し、その後も新たな市場への挑戦を続けています。エルテスは、ただ拡張するだけでなく、時代の変化に敏感に反応しながら事業ポートフォリオを構築。DX推進や子会社化、地方拠点の設立など、幅広い戦略を展開しています。特にコロナ禍やSNS社会の変化は、デジタルリスク対策の重要性を一気に浮き彫りにしました。
質疑応答で明かされる実践的な経営視点
経営者交流会「Salon de CEO」の中で、質疑応答のセッションが行われました。特に炎上リスクに関する具体的な対応策や、M&Aの実績について質問が多く寄せられ、実際の経営に役立つ実践的な視点が提供されました。SNS上での炎上事件には通常「導火線」が存在し、それを事前に察知することが可能だという見解が示されました。菅原氏は、リスクが実際に顕在化した際、経営者がどのように判断を下すべきかを多面的に語りました。
また、これまでのM&Aの実績についても触れ、どのような成長戦略のもとで具体的な領域を選定し、PMI(Post Merger Integration:合併後の統合)の際に重視するポイントについての考え方が共有されました。参加者からは、菅原氏の経営スタイルに大きな刺激を受けたという声が多く寄せられました。
Salon de CEOの意義
「Salon de CEO」は、上場企業の代表やオーナー経営者のみが参加できる経営者限定のコミュニティで、その特徴は少人数制にあります。これにより、参加者同士が普段はなかなか踏み込めないビジネスの核心を深く語り合うことができます。参加者からは、「沿革を通じて会社の思想が見えた」との声もあり、経営戦略が具体的にどのように構築されているかを理解する良い機会となりました。
株式会社DYMについて
DYMは、WEB事業や人材事業を中心に、多様なビジネスを展開している企業です。経営戦略として、1つの領域に縛られずM&Aや新規事業にチャレンジしている姿勢は、エルテスの成長戦略に通じるところがあります。今後、両社がどのように市場を牽引していくのか、注目が集まります。エルテスの事例は、企業が成長するためには事業戦略やリスク対策がいかに重要であるかを再確認させてくれます。