奈良県野迫川村の資源を活かしたリユースカップ「森のタンブラー NOSEGAWA」
近年、環境問題への関心が高まる中、持続可能な取り組みが求められています。この度、アサヒユウアス株式会社が奈良県野迫川村と手を組み、シイタケの栽培に利用される「ほだ木」を使ったリユースカップ「森のタンブラー NOSEGAWA」を開発しました。この新しいタンブラーは、8月以降に奈良県内で開催される物産展やイベントにて数量限定で販売される予定です。
野迫川村の魅力と「ほだ木」
野迫川村は紀伊山脈に囲まれた山間の地域で、標高1,000メートル級の美しい自然が広がります。この村は、人口357人という非常に小さな村で、主に林業が盛んな場所です。ここでは木材やシイタケ、さらに特産物となるワサビの生産も行われており、地域経済において重要な役割を果たしています。これまでに使用された「ほだ木」は、廃棄されていましたが、アサヒユウアスはこの「ほだ木」を新たに活用することで、持続可能な資源としての価値を引き出しました。
「森のタンブラー NOSEGAWA」とは?
「森のタンブラー NOSEGAWA」は、シイタケ栽培に必要なコナラの木から作られています。このリユースカップは使い捨て製品の消費行動を見直すためのアイテムとして、2019年に誕生したシリーズの一部です。タンブラーには、野迫川村の風景を描いたイラストが施されており、地域の魅力を存分に伝えています。値段は1,500円(税込)で、村の特産品を集めたイベントで購入することができます。
美味しさを追求した飲料容器
森のタンブラーは、特にビールを楽しむための設計が施されています。原材料由来の細やかな凹凸がビールの泡をきめ細かくし、その味わいを引き立てます。このように、環境に配慮しつつ、おいしさも追求したタンブラーは、飲む人々に新たな体験を提供します。アサヒユウアスは、地域の特性を考慮し、これまで利用されていなかった素材を用いて、新しい商品開発を進めてきたことが評価されています。
アサヒグループの持続可能性への取り組み
アサヒグループは、「環境」「コミュニティ」「責任ある飲酒」「健康」「人権」の5つを重要なテーマとして掲げ、持続可能な社会実現に向けた取り組みを強化しています。また、ステークホルダーとの共創を通じて、「期待を超えるおいしさ、楽しい生活文化の創造」を目指し、魅力的な商品を開発しています。
「森のタンブラー NOSEGAWA」の登場は、リユースの大切さを再認識させるきっかけとなるでしょう。奈良県野迫川村の美しさと魅力を再発見しつつ、環境に配慮した生活を送るための一歩として、この新しいタンブラーを手に取ってみてはいかがでしょうか。