グッドパッチが新たな資金調達を実施
日本を代表するUI設計・デザイン企業、株式会社グッドパッチは、デジタルガレージとの連携を図り、第三者割当増資を通じて1億円を調達しました。この資金を基に、同社は新規サービスの開発や人材の採用を進める考えです。特に、グローバルなビジネスの展開に向けた活動に力を入れる方針が示されています。
1. 会社のビジョン
グッドパッチは、UI・ユーザーインターフェースの設計とデザインに特化した数少ない企業として、これまでに多くの大企業やベンチャー企業にサービスを提供してきました。特に、Gunosyや共同通信社の47NEWSなどのプロジェクトを手がけ、ユーザーにとって心地よい、そして感情に訴えるようなUIデザインを提案しています。
今回の資金調達により、同社のビジョンは明確に「名実ともにUI設計・デザインのNo.1企業を目指す」というものです。社員一丸となってこの目標に向かっているという点も強調されており、業界リーダーとしての地位を確立する意気込みが見て取れます。
2. 資金調達のパートナー
資金調達の相手となったのは、株式会社DGインキュベーションです。東京都渋谷区に本社を構えるこの企業は、デジタルガレージグループの一部であり、様々なITプロジェクトに関与している実績を持ちます。この関係が、グッドパッチの将来的な事業展開にどう影響を与えるのか、業界内で注目されています。
3. 今後の事業方針
グッドパッチは以下の2つの方針を掲げています。
新規サービスの開発
同社は、新たなWebサービスの開発を進めており、2014年春のリリースを予定しています。UIデザインにおける専門性を活かし、サービス展開に注力することで、多様なニーズに応えられる体制を整えています。
グローバル展開に向けた連携
さらに、グッドパッチはDGグループの子会社であるNeo Innovation, Inc.と連携し、アジャイル開発やLean UXの手法を通じて、海外市場でのビジネス展開を視野に入れています。このパートナーシップによって、同社はグローバルに通用するUI/UXの知見を深め、より広範なプロジェクトに取り組んでいくことを目指しています。
4. 具体的なプロジェクト
現在開発中のプロトタイピングツール「Prott」にも期待が寄せられています。このツールを通じて、デザインプロセスの効率化や協業の促進を図ることで、顧客にさらなる価値を提供する狙いがあります。詳細は
Prottの公式サイトをチェックしてください。
グッドパッチは、これからのデジタル時代において重要な役割を果たす企業として注目されています。今後の展開から目が離せません。