世界環境デーに向けたユニ・チャームの環境への取り組み
毎年6月5日は『世界環境デー』として、私たちの自然環境を守るために国際的に関心を高める日です。この日を契機に、ユニ・チャームグループは自社の環境負荷軽減に向けた活動を発表しました。ユニ・チャームは、代表取締役社長の高原豪久氏のもとで、2030年を見据えた中長期的な環境目標「Kyo-sei Life Vision 2030」を掲げています。この目標は、持続可能な未来の実現に向けて、社員一丸となった取り組みを推進することを目指しています。
世界環境デーとその意義
1972年に国際連合が制定した世界環境デーは、自然環境の保全活動を促進し、各国の政府や個人、コミュニティが環境問題に対する意識を高めることを目的とした日です。この日を通じて、私たちが自然との調和を図ることと、持続可能な社会を築くために何ができるかを再考する良い機会です。
ユニ・チャームの国際的な取り組み
ユニ・チャームグループは、日本国内はもちろん、海外においても様々な環境意識向上の活動を行っています。以下にその一部を紹介します。
インドネシアでの挑戦
インドネシアでは、ユニ・チャームはオーガニックコットン配合のナプキンを初めて発売しました。この商品は、廃棄物であるサトウキビの搾りかすやボタニカルオイルを活用し、石油由来のプラスチックの使用を減少させることに成功しました。生分解性の材料を使用することで、環境への負担を軽減しています。
インドの再資源化プロジェクト
インドでは、パッケージ廃棄物を機織り技術を使って再資源化し、バッグに生まれ変わらせるプロジェクトを展開しています。この取り組みによって、地元の女性たちが雇用されると同時に、廃棄物を有効活用する仕組みが確立されています。
アメリカでの再生エネルギー
米国の工場では、全てのエネルギーを再生可能エネルギーに転換し、LED照明を採用することでエネルギー効率を向上させています。さらに、製品の30%にリサイクル素材を利用するなど、循環型経済の実現に向けた努力を続けています。
韓国のプラスチック削減
韓国では、『マミーポコ』のパッケージにおいてフィルムの厚みを見直し、プラスチックの使用量を20%削減しました。これにより、環境への負担が大幅に軽減される見込みです。
日本でのリサイクル技術の革新
ユニ・チャーム日本法人では、紙オムツの再資源化を目指す「RefFプロジェクト」を進めています。このプロジェクトでは、使用後の紙おむつをリサイクルし、紙やプラスチックなどの素材として再利用できる技術を開発しています。
総括
ユニ・チャームグループの環境保全活動は、多角的に展開されていますが、その根底に流れるのは「持続可能な社会の実現」という強い信念です。また、この活動を通じて、国連の持続可能な開発目標(SDGs)にも貢献する姿勢を貫いています。私たち一人一人も、こうした取り組みを知り、実際に行動に移すことが求められています。これからもユニ・チャームは、未来のために環境への配慮を続けていくことでしょう。