AIカウンセル「CorporateOn」が新機能を追加
株式会社LegalOn Technologiesが展開するAIカウンセル「CorporateOn」は、企業内の効率的なコミュニケーションを支援するため、最新の機能を搭載しました。この機能は、企業のコーポレート部門における問い合わせ管理の煩雑さを解消することを目的としています。
企業内の問い合わせ管理の現状
企業のコーポレート部門には、毎日多くの相談や質問が寄せられています。問題は、どの部署にどのような相談をすれば良いのかが明確でないことです。このため、誤って別の部署に問い合わせが行かされるケースや、電話やメールをたらい回しにされることがしばしば発生します。このような状況では、リソースが限られた中で効率的な対応が難しくなります。
新機能の実装
「CorporateOn」では、ユーザーが質問をすると、AIがその内容を解析し、適切な相談先部署を自動的に提示します。これまでのようにどの部署に問い合わせて良いか悩む必要がなくなり、画面上に表示されたメールアドレスをクリックするだけで直接相談を行うことができるのです。
この機能により、誤送信のリスクが軽減され、管理部門と事業部門間のやり取りがスムーズになります。業務の効率化が図られるのです。
具体的な操作方法
利用者は、「CorporateOn」から一次回答を得た後に、画面下部にある「相談先を確認」ボタンをクリックします。すると、適切な相談先となるコーポレート部門や担当者のメールアドレスが表示されます。このメールアドレスをクリックすると、「担当部署に相談」というフォームが現れ、必要事項を入力の上、簡単に問い合わせを行えます。
受信の流れ
相談者が質問を送信すると、コーポレート部門はその内容をメールで受け取ります。受信したメールには相談者による質問内容に加えて、「CorporateOn」による一次回答や回答の引用情報も含まれます。これにより、担当部門はどのように回答が行われたかを確認することができ、フォローアップの際に役立ちます。
「CorporateOn」の実績と未来
「CorporateOn」は、大規模言語モデルと独自のRAGシステムを活用しており、企業法務における専門的な知識をライブラリ化しています。これにより、信頼性の高い一次回答を簡単に得られる点が評価されています。現在、300社を超える企業からお問い合わせがあり、今後もさらなる拡張が期待されます。
株式会社LegalOn Technologiesは、法とテクノロジーを融合させることで、法律業務の質の向上と効率化を目指しています。「CorporateOn」はその一環として、企業内でのより良いコミュニケーションを促進し、法務業務をサポートする重要なツールとなるでしょう。
今後もこのような革新的な機能が追加されることで、企業の問い合わせ管理はますます効率的になり、多くのビジネス現場での運用のスムーズさが期待されます。