学びのスタイルの見直し
2025-09-11 12:20:10

新しい学びのスタイルを模索する学生と親、50年を迎えたCampusの取り組み

学びのスタイルを変える取り組み



コクヨ株式会社が展開する国民的人気のノート、キャンパスノート(Campus)は、2025年にブランドを刷新する計画を発表しました。今回のリニューアルは、単なる文房具の販売を超え、学生の学びをサポートする「まなびかたのブランド」へと進化することを目指しています。この背景には、近年の調査で中学生・高校生の多くが自分に合った勉強法を見出せず、親もそのサポートに不安を抱えている現状があります。見逃せないのは、調査を基にしたさまざまな施策やキャンペーンの実施です。

調査の概要とは?



コクヨが行ったこの調査には、中学生と高校生1,000名、さらにその親1,000名が対象とされました。その結果、中高生の76%が自分に合った勉強法を見つけられていないことが判明しました。親の側でも、47.2%が子どもに適した学習法を理解していないと回答しています。このデータから、親子での「まなびかた」についてのコミュニケーション不足が浮き彫りになりました。

特に興味深いのは、62.0%の学生が「親に勧められた勉強法は自分には合わない」と考えていることです。これは、親からのアドバイスと子どもの実感との間に大きなギャップがあることを示しています。加えて、文房具の効果についても、親の30.6%がモチベーションに直接つながると考えている一方で、中高生の半数以上はその効果を実感している結果も見逃せません。

さまざまな施策の展開



コクヨは、これらの調査結果をもとに、親子で自己に合った学び方を発見する手助けをするプログラム「まなびレシピ」を提案しています。このレシピは、学生が自分で試行錯誤しながら学び続けることを促すもので、実践的な勉強法と文具のコンビネーションを提供します。文房具を活用した様々な勉強法を紹介しており、「メモ勉」や「ちょこ勉」といった独自の手法を提案しています。これにより、学生は自分のスタイルに合った勉強法を見つける手助けを受けることができます。

青春の勉強やらかし選手権キャンペーン



さらに、コクヨは「青春の勉強やらかし選手権キャンペーン」を9月19日から実施すると発表しました。このキャンペーンでは、親が学生時代に行った数々の失敗エピソードをシェアし、その内容をコミュニティで共有する機会を設けています。全国の親たちが子どもに伝えたい投稿を通じて、親子間のコミュニケーションを促進することが目的です。懸賞も設けられ、投稿者には文房具セットやグランプリの特典が用意されています。

結論



コクヨの調査結果は、単に学生が勉強に絡む困難さを示しているだけでなく、親子でのコミュニケーションを強化する重要性をも改めて認識させました。子どもたちが自分自身に合った「まなびかた」を見つけ出せれば、学習はもっと実りあるものになるはずです。改めて、親子での意識の変革と、コクヨの新たなブランド戦略の動向に注目です。


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会社情報

会社名
コクヨ株式会社
住所
大阪府大阪市東成区大今里南6-1-1
電話番号
06-6976-1221

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