和歌山市に新たな子ども支援の拠点「スマイルテラス」が誕生

「スマイルテラス」の設立

和歌山市に新たな子ども専用の居場所「スマイルテラス」が、社会福祉法人虎伏学園の主導により設立されることが発表されました。この事業は、公益財団法人日本財団の助成金を活用し、地域の子どもたちに安全で安心な環境を提供することを目的としています。

課題を抱える子どもへの支援

「スマイルテラス」では、主に困難を抱える子どもたちへの支援を行います。具体的なサービス内容には、基本的な生活習慣の形成を助ける活動や、栄養バランスのとれた食事の提供、学習サポート、さまざまな課外活動が含まれています。これにより、心身ともに健やかな成長が促進されることが期待されています。

また、家庭の中で抱える課題に対しても、必要に応じて保護者に対する相談支援や、関係機関との連携を行い、トータルでの支援を目指します。

開所式について

この新しい施設の開所式は、令和7年7月2日（水曜日）14:00から15:00に行われます。受付は13:30からと予定されています。開所式には、虎伏学園と日本財団、そして和歌山市の三者が協定を結び、これからの事業の連携についても語られる予定です。

居場所の趣旨と運営方針

「スマイルテラス」の設立は、「子ども第三の居場所事業」という大きなテーマの一部です。この場所では、子どもたちが「生き抜く力」を身につけるために、以下の5つの機会が提供されます。
1. 安心 - 安全な居場所としての安心感を提供します。
2. 食事 - バランスのとれた食事を皆で摂ることができる機会を作ります。
3. 生活習慣 - 定期的な活動を通じて基本的な生活リズムを形成します。
4. 学習 - 学校での学びを補完し、個々の能力に応じた支援を行います。
5. 体験 - 様々な体験を通じて社会性を養います。

これらの機会を通じて、子どもたちは自己肯定感や自信を育てていくことができるでしょう。

利用方法と対象者

「スマイルテラス」は週に3日間、月曜日と水曜日は13:30から19:30、土曜日は9:30から17:30の時間帯で開いています。対象となるのは、小学校の低学年またはその兄弟姉妹である小学校高学年や中学生です。登録できる児童は最多20名と予定されています。

このように、「スマイルテラス」は、地域の子どもたちにとってまさに希望の光となることでしょう。子どもたちが安心して過ごせる場所として、また学びや成長の機会を豊富に提供できる拠点として、期待が寄せられています。