新潟精機が提案する新しい分度器
新潟県三条市の新潟精機株式会社が、子どもたちが分度器を楽しく扱えるようにと新たな商品を開発しました。2025年7月より販売予定の「両面分度器 快段目盛 SCP-90DKD」と「両面全円分度器 快段目盛 FCP-90DKD」は、子どもたちに自然な形で数学や測定に興味を持たせることを目的としています。
子どもたちのための知恵
近年、測定器具に対して苦手意識を持つ子どもたちが増えている中、同社はこれを解決するため、特に小学校教諭の井上賞子先生と連携しました。井上先生は、授業での子どもたちの学びやすさを常に考えている教育者であり、彼女の意見や知識が新商品に反映されています。世の中には分度器を使うことが難しい子どもたちがいることを知った新潟精機は、学びのストレスを減らすには何ができるのか、それを常に考えてきました。
新しいデザインと機能
この新分度器は、以下の特徴を持っています:
1.
両面仕様:分度器の表裏で異なる目盛りを採用。これにより、数字の読み間違いを軽減できる設計になっています。
2.
色分けされた視認性向上:表面がピンク、裏面が水色に色分けされているため、使用する際に直感的にどちらの面を使うかを選びやすくなっています。この工夫は、教員や親が子どもに教える際のサポートにも役立ちます。
3.
オリジナルの快段目盛:目盛は階段状に配置されており、視覚的に分かりやすさを追求しています。これにより、子どもたちは目盛を見ただけで直感的に理解しやすくなるという効果があります。
4.
簡単に合わせられる基線:両面分度器は、下部に段差を設けており、基線(0°)を合わせやすくしています。一方、両面全円分度器は赤線で基線が明示されており、さらに中心に穴が空いています。これにより、鉛筆で簡単に0°を合わせることができます。
教育者との共同開発
井上賞子先生との開発は、プロダクトの特長をより高めるための重要なステップでした。彼女は、全ての子どもたちが無理なく分度器を使いこなせるようになるためには、特別な工夫が必要であるとの理念を持っており、その思いが形になったのが今回の新商品です。彼女が提案した視点やアイデアは、使う側の気持ちを理解した上でのものだったため、より直感的で使いやすい商品が完成しました。
未来への展望
新潟精機は、今後も子どもたちが感じる測定器具の困難を取り除くための取り組みを続けていく方針です。この新分度器シリーズが、ただの教材ではなく、選択できる楽しさを持った道具となり、多くの子どもたちの自信につながることを期待しています。学びの環境を改善するために、私たちは常に進化し続ける必要があるのです。
両面分度器 快段目盛シリーズの概要
| 商品名 | 品番 | 寸法 | 形状 | 定価 | 発売日 |
|---|
| - | - | - | - | - | - |
| 両面分度器 | SCP-90DKD | W90×H50×D1mm | 半円 | 1,200円 | 2025年7月 |
| 両面全円分度器 | FCP-90DKD | W90×H90×D1mm | 全円 | 1,800円 | 2025年7月 |
公式サイト
詳しくは、新潟精機の
特設サイトをご覧ください。