ファインディ、国際セキュリティ認証を取得
エンジニアプラットフォームを提供するファインディ株式会社(東京都品川区、代表取締役:山田裕一朗)は、同社が提供するエンジニア組織向け開発生産性向上SaaS「Findy Team+」が、国際的なセキュリティ認証「SOC2(Service Organization Control Type 2)」の「Type2保証報告書」を取得したことを発表しました。この成果は、エンジニアの安全な作業環境を作るために大きな意味を持ちます。
「SOC2 Type2」取得の背景
技術の進化とともに、システム老朽化やIT人材不足といった問題が深刻化しています。「2025年の崖」とも呼ばれるこれらの課題は、企業のセキュリティに対してリスクをもたらしています。また、デジタルトランスフォーメーション(DX)の進展により、クラウドサービスの利用が急増しています。これにより、ソフトウェア全般において高いセキュリティ基準を維持することがますます重要です。こうした状況に応えて、「Findy Team+」は「SOC2 Type2保証報告書」を取得し、より一層のセキュリティ確保に取り組んでいます。
2025年1月に取得した「Type1保証報告書」に続いて、今回の「Type2保証報告書」の取得により、「Findy Team+」は「セキュリティ」「可用性」「機密性」の3つの重要な項目での内部統制が一定期間にわたり有効に運用されていることが確認されました。これにより、国際的なセキュリティ基準を満たしていることが認められました。
Findy Team+の導入実績と展望
「Findy Team+」は、2021年10月に正式にリリースされ、これまでに上場企業からスタートアップまで約850社に導入されてきました。今後は2024年からインドを含む海外市場への進出も視野に入れ、グローバルな展開を加速していく予定です。これにより、世界中の顧客が安全に「Findy Team+」を利用できるよう、さらなるセキュリティ対策を強化していく所存です。
「SOC2」とは
「SOC2」は、米国公認会計士協会(AICPA)とカナダ勅許会計士協会(CICA)によって策定された国際的なセキュリティ基準で、システムの「セキュリティ」「可用性」「処理の整合性」「機密性」「プライバシー」の5つのカテゴリーに基づいて評価されます。この認証を受けることで、事業者やITサービス提供者は、内部統制の状況を独立した第三者機関に評価され、自らの信頼性を高めることができます。
今回「Findy Team+」が取得した「SOC2 Type2保証報告書」は、内部統制が定期的に有効に運用されていることが証明されており、AICPAが定めた規準をクリアしています。
Findy Team+のセキュリティ対策
「Findy Team+」では、利用者が安心してサービスを利用できる環境作りに取り組んでいます。2022年にはISO/IEC 27001:2013を取得し、2025年1月には「SOC2 Type1」を取得、その後に「SOC2 Type2保障報告書」をも受領しました。
Findy Team+について
「Findy Team+」は、ファインディ株式会社が開発したエンジニア組織向けの開発生産性向上ツールであり、企業の人材不足問題やタレントマネジメントの課題解決に寄与しています。経済産業省のデータによると、2030年までに79万人のエンジニアが不足する見込みですが、「Findy Team+」はこの課題に立ち向かう一助となることを目指します。
特許取得技術で、GitHubやGitLabなどのデータを解析し、開発生産性を向上させるための洞察を提供します。これにより、企業はより効果的な開発文化の構築が可能になります。2021年から約850社に利用されており、今後もその数は増えていくでしょう。
会社概要
ファインディ株式会社は2016年に設立され、「挑戦するエンジニアのプラットフォームをつくる」というビジョンを掲げています。エンジニアが安心して挑戦できる環境を構築するため、さまざまなサービスを展開し続けています。これにより、国内外のエンジニア人材不足やDX課題への解決を目指しています。