GO株式会社とマネーフォワードの提携
タクシーアプリ『GO』を運営するGO株式会社が、株式会社マネーフォワードの『マネーフォワード クラウド会計Plus』および他のクラウドプロダクトを新たに導入することになりました。この取り組みは、GOグループの中長期的な成長を支援するものです。マネーフォワード『クラウド』の導入により、M&Aや事業拡大を進めるGO株式会社にとって、事業の効率化及びガバナンス強化が期待されています。
成長を支えるシステム
GOグループは、モビリティ関連事業を中心にM&Aや会社分割を通じて多様な事業展開を行っています。事業の拡大に伴い、グループ全体のガバナンスや、子会社のスピード感を維持するためのシステム構築が急務でした。特にGO株式会社は上場準備中のため、一層のガバナンス強化が求められます。そのため、親会社として子会社に対して、厳格なルールや基幹システムを適用することのリスクもありました。
GOグループが求めていたのは、M&Aや会社分割の際に会計システムやワークフローの構築をスムーズに行える、柔軟性と拡張性のあるシステムです。また、既にグループ内での『マネーフォワード クラウド』の利用実績があるため、ナビゲーションの利便性も重視されました。
導入プロダクト
GOグループが導入したプロダクトは、以下の6つです。
- - 『マネーフォワード クラウド会計Plus』
- - 『マネーフォワード クラウド固定資産』
- - 『マネーフォワード クラウド経費』
- - 『マネーフォワード クラウド請求書』
- - 『マネーフォワード クラウド債権管理』
- - 『マネーフォワード クラウド契約』
特に『マネーフォワード クラウド会計Plus』は、オートメーションを通じて監査法人から求められる統制機能とカスタマイズ性を両立しており、迅速な事業運営を可能にします。これにより、設立間もない子会社でもスピーディに取引を開始できるため、業務の立ち上げがスムーズに行える点が評価されています。
GO株式会社の意向
GO株式会社の経営戦略本部 財務マネジメントグループ グループマネージャー、川嶋万里氏は次のように述べています。「上場準備企業として、監査要件に対応しながらもスピード感を持って業務を進める必要があります。今回導入したシステムがそのニーズに対して非常に有効であると感じています。」
システムを用いることで、取引を迅速にスタートしたり、事業の成長後には適切な統制を強化したりする柔軟性が手に入ることに期待されています。これまでの業務を効率化しつつ、グループ全体におけるガバナンスの強化も図ることができるとしています。
GO株式会社について
GO株式会社の本社は東京都港区にあり、1977年に設立されました。彼らは主にタクシー事業者に向けて配車システムを提供しており、モビリティ関連事業を広げてきました。今後さらなる成長が期待される中、マネーフォワードの技術とパートナーシップを通じてその可能性を最大限に引き出すことを目指しています。
株式会社マネーフォワードについて
一方、株式会社マネーフォワードは2012年に設立され、東京都港区を拠点としています。プラットフォームサービス事業を展開しており、多くの企業の成長を支援しています。彼らの技術がGOグループの成長をどのように促進するか、今後の展開が注目されています。