富士山マガジンサービスとABEJAが共同事業を検討して新たな出版価値を創造

富士山マガジンサービスがABEJAと手を組む



2025年12月、株式会社富士山マガジンサービス(以下、富士山マガジンサービス)は、株式会社ABEJA(以下、ABEJA)との共同事業の検討に向けた契約を締結した。このパートナーシップにより、両社は出版業界におけるAI活用のさまざまな可能性を模索することとなる。

富士山マガジンサービスの強みとは



富士山マガジンサービスは、国内外10,000誌以上の雑誌を取り扱う日本の最大級のオンライン書店「Fujisan.co.jp」を運営している。月間100万件以上のサービス利用実績を誇り、雑誌コンテンツを基に新しい会員型ビジネスも手掛けている。また、雑誌出版社向けには、編集・制作プロセスの効率化を支援し、収益構造の改善にも注力している。

ABEJAのデジタルプラットフォーム事業



一方、ABEJAは「ゆたかな世界を、実装する」を理念とし、AI導入をサポートするためのデジタルプラットフォームを展開している。特に、生成AIを活用した業務改善を目指しており、ミッションクリティカルな業務にも対応できる基盤システムを提供している。

共同事業で目指すもの



富士山マガジンサービスとABEJAは、今後2026年中に共同事業化の最終合意を目指し、様々な議題を検討する予定だ。特に、「小規模言語モデル(SLM)」の事業化に向けた検討が進められ、これは権利者との合意に基づき、高精度かつ信頼性の高いコンテンツデータを使用したモデル構築を目指すものである。

さらに、AI学習データの公正な流通を確保するため、出版物に関するコンテンツホルダーとAI開発業者の間でのコンテンツ使用許諾の認証プロセスの構築も重要な検討事項とされている。

生成AIを巡る著作権問題に対応



生成AIの急速な発展に伴い、著作権に関する議論も活発になっている。EUでは「AI Act」が施行され、OECDによる報告枠組みにおいても著作権の取り扱いが重要として認識されている。これを受けて、富士山マガジンサービスは自社が持つ出版・メディア業界のネットワークと雑誌データを駆使し、著作権の問題解決に向けたアプローチを進めている。

未来に向けた値創造



富士山マガジンサービスとABEJAのコラボレーションは、出版業界に新たな価値をもたらす可能性を秘めている。両社の強みを活かしながら、AI技術の導入という革新を通じて、顧客や読者にとっての利便性や魅力を向上させていくことが目指されている。

この共同事業が実を結ぶことで、出版業界の未来がどのように変わっていくのか、大いに期待される。

会社情報

会社名
株式会社富士山マガジンサービス
住所
東京都渋谷区南平台町16-11-7F
電話番号

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