泉大津市、官民連携で制服開発!ニットウェア企業と共同で子どもたちの衣環境向上へ
大阪府泉大津市は、キッズのニット服ブランド「ami amie」を展開する澤田株式会社と連携し、市立幼稚園・保育所の制服を共同開発することを発表しました。
今回の取り組みは、子育て支援の充実と、子どもたちの衣環境の向上を目指したものです。澤田株式会社から寄贈された通気性・保温性・耐久性に優れた天然素材製のニットを、今年の冬に3歳~5歳児が着用し、保護者や子どもたちの意見を反映させながら、新たな制服を開発していきます。
開発された制服は、令和8年度から本格的に導入される予定です。
寄贈式では、澤田株式会社から園児へ直接ニットが手渡され、園児からは感謝の気持ちを込めてパフォーマンスやメッセージカードが贈呈されました。
さらに、澤田株式会社は泉大津市の健康推進事業「あしゆびプロジェクト」にも賛同し、市立の幼稚園・認定こども園・保育所の4歳~5歳児に、こども用の5本指ソックス約450足を寄贈しました。
この取り組みを通じて、子どもたちに良質なニットを提供することで、泉大津市のニット産業を体感し、子どもたちの地域への愛着を育むことを目指しています。また、「毛布・ニットのまち泉大津市」ならではの「服育」の推進やSDGsについて考える機会を創出し、子育て環境の充実と地域産業の発展を目指しています。
泉大津市のニット産業と「服育」
泉大津市は、古くから毛布やニットの生産が盛んな地域として知られています。近年では、地域産業の活性化と次世代への継承を目指し、「服育」を推進しています。「服育」とは、衣服を通して、子どもたちにモノづくりの大切さや環境問題、文化などを学ばせる教育のことです。
今回の制服開発は、泉大津市のニット産業と「服育」を結びつけた取り組みと言えるでしょう。子どもたちが実際に着用する制服を通して、泉大津市の伝統産業に触れ、地域への理解を深めることを期待できます。