株式会社コムデザインは、クラウド型CTI「CT-e1/SaaS」を月額サービスで提供しています。同社は、モビルス株式会社が提供するオペレーション支援AI「MooA®」との連携を開始しました。この連携により、「CT-e1/SaaS」はテレフォニープラットフォームとしてさらに進化し、コンタクトセンターの業務効率改善を促進すると期待されています。
「MooA®」は、生成AIと独自のAI技術を活用したオペレーション支援AIです。高速で高精度な音声通話の文字起こし、FAQ形式などのアウトプットが可能です。チャットボットやボイスボットとの連携も可能で、オペレーターの回答業務を支援することで、業務の効率化と顧客満足度の向上に貢献します。
「CT-e1/SaaS」と「MooA®」の連携により、以下のような効果が期待されます。
応対記録業務の効率化と品質向上: 要約・意図抽出機能により、応対記録の効率化と品質の均一化を促進し、顧客応対品質の向上を支援します。
オペレーターの負担軽減: センテンス音声認識による聞き返し防止やメモ書きの工数削減により、オペレーターの負担を軽減し、ATT(平均処理時間)やACW(平均後処理時間)を短縮します。
*
採用活動の拡大と育成への集中: オペレーターのタイピングや文章作成能力への依存度が低くなるため、企業は採用活動の対象範囲を広げることができ、同時にオペレーターの育成に集中することができます。
「CT-e1/SaaS」をご利用中の企業は、追加の機器やシステム導入なしで「MooA®」を導入することができます。コンタクトセンターソリューションを提供する企業にとっても、ローコストでAIを活用できるようになり、労働力不足や業務効率化などの課題解決に役立つと考えられています。
この連携は、コムデザインが掲げるCCP(Converged Communications Platform)コンセプトの更なる発展につながると期待されています。CCPは、顧客とコミュニケーターの「会話」そのものをデータとして活用し、業務効率の向上や付加価値の創出を目指すコンタクトセンターDXに最適なテレフォニープラットフォームコンセプトです。
「CT-e1/SaaS」と「MooA®」の連携は、コンタクトセンター業界におけるAI活用を促進し、顧客満足度向上と業務効率化に貢献していくものと期待されます。