AIが変革する企業文化
2025-10-27 13:34:28

業務効率化を超えて!AIが築く新たな企業文化の探求

業務効率化を超えて!AIが築く新たな企業文化の探求



奈良県奈良市に本社を置くアイニコグループ株式会社は、AIの活用を通じて業務の効率化を越え、企業文化の定着を実現しています。その成果を報告する第3回AI成果報告会が開催され、全10部門からの具体的な事例が共有されました。その中には不動産事業や介護分野、設計部門での新たな取り組みが含まれ、驚くべき年間1,368時間の業務削減を達成したといいます。

AIを「使う」から「活かす」へ



このプロジェクトは、2024年10月に株式会社THAの協力を受けて始動しました。社員たちは、業務改善のためのゴールを自ら設定し、AIの活用法を模索しました。これにより、AIは効率化ツールとしてではなく、社員同士が現場の課題を解決するための文化へと変化しました。

THAの代表、西山朝子氏は、「自発性と協働姿勢は強い組織文化の表れ」と評価しました。アイニコグループは、AIによって得られた時間を「創造」「判断」「共感」といった人間にしかできない価値に注ぎ、さらなる成長を目指しています。

各部門での具体的な成果



報告会では、各事業部が具体的なAI活用の成果を発表しました。
  • - 不動産事業部では、資金計画作成や反響表の集計を自動化し、業務時間を約300分削減。
  • - 介護事業部では、高齢者向けのAI相談システムを開発し、月間150時間の業務削減に成功。
  • - 設計監理部では、業務の精度向上を図るためAIを活用し、検証の時間を短縮することができました。

これらの取り組みは、単なる効率化を超え、「自らAIを使いこなす」文化を育んでいます。環境の変化に適応し、常に新しい価値を生み出す姿勢が見えてきます。

社内文化の形成と今後の展望



このプロジェクトを通じて、社員たちはAIを「知る」「理解する」「行動に移す」「実行できる」という具合に進化してきました。これによって、AIが単なるツールから、社員の思考を促し行動を引き出す存在へと変化しています。報告会の最後に、田尻忠義社長は「社員の自らの成長こそが会社の強みであり、業界をリードしていく存在であってほしい」と希望を述べました。

今後は得た知見を横展開し、さらなる企業文化の深化を目指すとのことです。また、AIを共創のパートナーとし、顧客の満足度向上や働きがいの両立を図っていく計画もあるとのこと。随時進化するAI技術に常に目を向け、社員同士の相互学習の場を設けることが、今後の大きな鍵となるでしょう。

このように、アイニコグループのAIプロジェクトは、業務の一部から企業文化全体へと広がりを見せており、今後の展開から目が離せません。


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会社情報

会社名
アイニコグループ株式会社
住所
奈良県奈良市朱雀3丁目1-7
電話番号
0742-71-9990

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