株式会社ビーマップとその子会社、MMSマーケティングは、読売テレビ放送株式会社との新たな連携を発表しました。このプロジェクトは、テレビ番組を基にして地方の消費活性化を狙うもので、読売テレビの人気番組「秘密のケンミンSHOW極」をキーにしています。
プロジェクト概要
ビーマップとMMSマーケティングは、これまで全国のスーパーやドラッグストア、コンビニへ向けた効果的な販促活動を行ってきました。今回の新プロジェクトでは、読売テレビと協力し、「秘密のケンミンSHOW極」の放送対象地域にスポットライトを当て、そこで活躍する流通事業者からテレビスポット広告の協力を得ることで、地域経済を盛り上げることを目指します。全体として、これらの流通事業者は、自らのマーケティングを行い、視聴率の高い番組を利用して集客を図ることが期待されています。
立ち上げの背景と目的
このプロジェクトが誕生した背景には、MMSマーケティングがこれまでにアイドルやインフルエンサーを使用した販売促進活動で成功を収めてきた実績があります。また、ビーマップは以前よりO2O(OnAir to Online to Offline)のビジネスモデルで販促手法を展開し、コロナ禍以降はITを駆使した集客施策に事業をシフトしました。
読売テレビの「秘密のケンミンSHOW極」は、およそ19年の長きにわたって親しまれ、多くの県や地域で絶大な支持を受けてきました。実際に、この番組が執り行った特集では、視聴率が通常の倍に達することも珍しくなく、地方からの支持を一層確固たるものにしています。このような実績を活かし、今回のプロジェクトを立ち上げることで、地元の流通業者とコラボレーションし、地域の魅力を引き出すことに貢献します。
具体的な取り組み内容
このプロジェクトでは、読売テレビが制作する番組の中で、その放送内容に関連したご当地情報を企業が積極的に広告に利用し、ターゲット地域の流通業者が自社商品に対するプロモーションを行います。たとえば、テレビで取り上げられた県の特産品や地域独自のサービスなどが、広告の中でアピールされることが想定されています。
流通業者の協力のもと、エリア限定インフォマーシャルを放映し、地域の消費活動を促進することが目的です。このことで、地元経済が活性化するだけでなく、地元のテレビ局の収益向上にも役立つと期待されています。
プロジェクトの実施期間と展望
プロジェクトの第一弾は、2023年6月末から7月下旬にかけて実施される予定です。その後は、効果測定を行い、その結果を受けて地域ごとに継続的な展開を行う計画があります。成果が実証されれば、このモデルを他のエリアや番組へも拡大する考えです。
ビーマップは、今後「放送局+鉄道+流通」を組み合わせた新たな地域活性化事業を目指しており、過去に行った「THE NEXT TOWN」プロジェクトの知見を活かし、新しい取り組みを進めます。
この地域活性化プロジェクトの成功が、今後のビーマップ及びMMSマーケティングの新たな事業展開にどう繋がるか、期待が高まります。