コクーと磐梯町が手を組む
コクー株式会社(本社:東京都)は、福島県の磐梯町と初の包括連携協定を締結しました。この協定の背景には、磐梯町の「町民全ての幸せ~誰一人取り残さない共生社会の実現~」というミッションがあります。2025年7月1日にスタートするこのプロジェクトは、主に「磐梯町町民の幸せプロジェクト」として進められ、地域のデジタルトランスフォーメーション(DX)や女性活躍推進が目標です。
地域の人財を活かす
コクーは、地方公共団体が提供する「地域活性化企業人制度」を活用し、福島県出身の社員が「地域活性化企業人」として磐梯町で活動します。この社員は、町の役場職員や地域住民との連携を通じて、働き方の再デザインや数々の業務改善を支援します。
コクーの取り組みは、デジタル技術を用いて、町民一人ひとりの働き方を見直し、より良い地域社会の実現を目指しています。特に、女性デジタル人財の育成に力を入れており、企業内では83%が女性という高い割合で女性社員が活躍しています。この取り組みは、今後の地域活性化にも大きく寄与するでしょう。
具体的な施策
今回締結した協定では、以下のような施策が実施される予定です:
1.
デジタルリテラシー向上:役場職員の業務の効率化やスキルの向上を図るための教育プログラム。
2.
地元企業との連携:商工会などを通じて、地元企業のDX推進やデジタルスキルの向上を支援。
3.
女性デジタル人財の育成:地域で活躍できる女性社員とのマッチングを行い、雇用創出を図る。これにより、地域社会の多様性を実現。
それぞれの施策は、磐梯町町民の幸せ共創・協働会議と連携しながら進められます。
協定の意義
磐梯町の佐藤町長は、「地域の課題解決や魅力向上につながるこの取り組みは、地域の活性化にとって重要な一歩です」と述べています。コクーの安藤室長も、「地方創生における自社の取り組みとして、地域社会との連携が不可欠です。共に成長できる未来を目指します」と強調しました。
コクーが提案する『地産地活』のモデルは、地域の人財がその地で活躍することを意味します。磐梯町で育成されたDX人財は、地域に根ざし、未来を見据えた社会に貢献する重要な存在になるでしょう。
磐梯町の魅力
磐梯町は、自然豊かな地域であり、美しい四季と名水で知られています。春には磐梯山を背景に桜が咲き、夏にはアウトドアと観光、秋には紅葉、冬にはウィンタースポーツが楽しめます。近年では観光振興や地元の人財の育成を通じて、地域活性化に取り組んでいます。
地方創生に向けたコクーの取り組みと磐梯町の努力が重なり、地域の魅力がさらに引き出されることが期待されます。