上松電子が導入した動画教育システム「tebiki現場教育」
長野県木曽郡に本社を構える上松電子株式会社は、自動車部品を製造する企業で、USBジャックやe-ラッチ、アンテナなどの電子部品を手掛けています。特に、プレス加工品としてプラグタイトや電池パック関連の製品も扱っており、業界内での地位を確立しています。
近年、上松電子では工場の運営において、不良品が発生する問題に直面していました。具体的には、塗装工程での不良が後続の組み立て工程に流れてしまうという課題です。この問題を解決すべく、同社は検査方法と環境を見直し、不良品の見逃しを減らすための対策を講じました。結果として不良見逃し率は減少に成功しました。
さらに、已经導入済みの「tebiki現場教育」を塗装工程に展開することを決定しました。この動画教育システムは、外国人スタッフなど、言語の違いがある作業者にもわかりやすく検査手順を伝えることができるため、業務の効率化が期待されます。作業者向けには動画マニュアルが作成され、教育が繰り返し実施されています。その結果、全員が手順を理解し、適切に作業を行えるようになり、不良率のさらなる改善に寄与しました。
社内コミュニケーションの活性化
tebiki現場教育の導入により、社内でのコミュニケーションも向上しています。これまで、特に外国人派遣社員との間には言葉の壁が存在していましたが、動画を通じた教育方法により、意思の疎通がスムーズになり、職場の雰囲気も明るくなったとの報告もあります。
tebiki現場教育の特長
「tebiki現場教育」は、製造業を始めとする様々な業種のデスクレスワーカー向けに設計された教育システムです。このシステムは、直感的に使用できるユーザーインターフェースが特徴で、専門的な技術を必要とせずに誰でも動画コンテンツを作成、編集できます。
具体的には、現場でのOJTをスマートフォンで簡単に撮影し、音声認識技術を用いて自動的に字幕を生成します。さらに、シーンの編集や音声の追加、図形の挿入、自動翻訳も可能であり、作業者の習熟度をリアルタイムに可視化できる機能も備わっています。これにより、教育の効果を測定し、改善点を見つけやすくなります。
Tebiki株式会社について
Tebiki株式会社は、現場の未来を切り拓くというミッションのもと、デスクレスワーカー向けの現場支援システムを開発、提供しています。簡単に動画マニュアルが作成でき、作業者の習熟度を可視化することができる「tebiki現場教育」を通じて、製造業やサービス業における効率や品質の向上に寄与しています。代表者の貴山敬氏は、その経歴を活かし、多くの現場でのニーズを捉えたシステムの開発に取り組んでいます。
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このように、上松電子が導入した「tebiki現場教育」は、不良率を改善するとともに、職場環境を一新するきっかけとなりました。今後のさらなる発展に期待が寄せられています。