日本女子大学が主催する女子高校生向けの理学部サマースクール2025開催

日本女子大学の理学部が「サマースクール2025」を開催

日本女子大学（東京都文京区、学長：篠原聡子）は、2025年の8月6日から8月8日の3日間、女子高校生を対象とした「理学部サマースクール2025」を開催します。このイベントは、2004年から続けられており、これまでに約1,200名の女子高校生が参加し、科学の面白さや可能性を体験してきました。

このサマースクールでは、数学や科学、情報を愛する学生だけでなく、苦手意識があるものの興味を持つ高校生に対し、大学の先進的な設備を利用して科学に触れ、実験や講義を通じて理解を深めることを目的としています。サマースクールは対面とオンラインの講座が用意されており、参加者は自分の都合に合わせて選択可能です。

充実した講座内容

各講座では本学の理学部独自の実験設備が使用され、学生たちは直接手を動かしながら学ぶことができます。以下は今年のプログラムの一部です：

- 皮膚の働きと化粧品の化学（市川さおり講師、オンライン、13:00-15:00）
- ヒト培養細胞への遺伝子導入（和賀祥教授、対面、13:00-16:00、定員20名）
- エレクトロニクス材料とその動作原理（秋本晃一教授、オンライン、13:00-16:00）
- Excelを用いたデータサイエンス入門（小川賀代教授、対面、13:00-15:30、定員15名）
- 地球温暖化が自然生態系に及ぼす影響（上田実希准教授、オンライン、14:00-15:30）
- 約数の和から見る整数の不思議（杉山倫講師、対面/オンライン、13:00-14:30、対面は25名定員）

参加希望者は、6月23日から7月10日の間に申し込みを行うことができ、定員に達した場合は抽選が行われることもあるため、早めの申し込みをお勧めします。

日本女子大学理学部の役割

大学の理学部は、1992年に開設され、私立女子大学唯一の理学部として多様な分野で活躍できる理系人材を育成しています。少人数制の授業や、充実した実験施設により、学生一人一人に寄り添った教育を行っています。今後も地球や社会が直面する様々な問題を、科学的な視点から解決していく力を育むための取り組みを続けていきます。

STEAM教育の重要性

日本女子大学は、現代の社会において必要とされる人材を養成するため、科学・技術分野に重きを置いたSTEAM教育を推進しています。この教育方針は、理数教育に創造性教育を組み合わせたもので、学生たちは将来の経済成長や革新的なアイデアの創出に寄与できる能力を身につけることが期待されています。

最後に、サマースクールに関する詳細情報や申し込み方法については、日本女子大学の公式ウェブサイトをご確認ください。