子どもたちの未来
2021-07-12 12:00:06
子どもたちの未来を切り拓く「アンコンシャスバイアス授業」の無償提供を開始
無償提供の「アンコンシャスバイアス授業」とは
この度、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所では、小・中学校の生徒を対象とした「アンコンシャスバイアス授業」を無償で提供することを発表しました。この授業は、全国の先着20校に対して行われ、子どもたちが自身の意見や可能性に気付くきっかけを提供することを目的としています。
アンコンシャスバイアスという概念
「アンコンシャスバイアス」とは、無意識の偏見や思い込みのことを指し、私たちが意識せずに持っている固定観念の影響を意味します。この概念は、企業や団体におけるダイバーシティ&インクルージョン、イノベーションの促進、人権教育に関連するプログラムとして注目されています。今回の授業は、子どもたちにこの意識を植え付け、自分自身や他者を大切にする心を育てることを目指しています。
授業の内容
授業は、一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所の認定トレーナーが担当し、小学校5、6年生および中学校1、2、3年生を対象に実施されます。授業の枠としては「道徳」や「総合的な学習の時間」、さらには「SDGsに関する授業」などが考えられています。授業はオンラインおよび対面で行われ、学校ごとのニーズに応じて個別に相談を受け付けています。
無償授業への参加方法
この無償授業は全国の公立、私立、国立の小・中学校が対象です。2021年から2022年にかけて授業が実施され、参加希望の学校は、特設された「授業説明会」に教員が参加し、申し込む必要があります。申し込みは2021年7月20日から受付され、先着20校に提供されます。参加した学校は、アンコンシャスバイアス授業を受けた実績をホームページ等で紹介されることになります。
授業の事例と意義
実際の授業事例として、札幌市立あいの里東小学校が挙げられます。この学校では、オンライン形式でアンコンシャスバイアスの授業が行われ、生徒たちが無意識の偏見について学び、自分の可能性を再認識する場を持ちました。授業を受けた生徒からは、「自分の思い込みに気づけたことが大きな学びになった」、「他者を理解し深い関係を築くことの重要性を実感した」といった感想が寄せられ、教育現場における意識の変化が期待されています。
教員の学びと今後の展望
授業を実施した教師も、多くの学びがあったとコメントしています。子どもたちが思い込みを意識し、それを乗り越えて成長する姿を見ることで、教員自身の意識も変わるという良い影響があると言います。また、今後は教員向けの研修や講座も提供予定です。
アンコンシャスバイアス研究所について
一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所は、「ひとりひとりがイキイキとする社会」を目指し、研修や講演、執筆活動を通じてアンコンシャスバイアスの理解を広めています。これまでに多くのリーダーや学生に向けた教育を行い、社会課題の解決にも取り組んでいます。
さらに詳しい情報
興味のある学校や教育関係者は、アンコンシャスバイアス研究所の公式ウェブサイトを訪れ、無償授業の詳細を確認することができます。子どもたちが自らの可能性を広げ、より良い未来を築くための一助となることを願っています。
会社情報
- 会社名
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一般社団法人アンコンシャスバイアス研究所
- 住所
- 東京都港区南青山2丁目
- 電話番号
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