ランニングと花粉症
2013-09-12 14:55:43

秋のランニングと花粉症:400人からの実態調査の結果を探る

秋のランニングと花粉症の影響



“スポーツの秋”が訪れると、心躍るランニングが楽しめる時期ですが、一方で花粉症に悩まされる人も増えます。エスエス製薬株式会社が行った調査によると、全国400人の花粉症に悩むランナーを対象に、その実態が明らかになりました。今回はその内容を詳しく見ていきましょう。

調査概要


調査は、20代から50代の男女400名を対象に、意識や実態を探るために行われました。対象者は秋の花粉症、または花粉症のような症状を抱え、週に1回以上ランニングをする人々です。調査は2013年8月29日から9月3日にかけて行われ、インターネット上での回答を基にまとめられました。

秋の花粉症の実態


調査結果によると、特に秋の花粉症がランニングにどのような影響を与えているのかが明らかになりました。約66%のランナーが、ランニング時に花粉症の影響を実感しているとのこと。具体的な困りごとは「鼻水が止まらない」のが31.8%、次いで「長時間走るのがつらい」が28.8%、また「目が痒い」が28.0%という結果でした。

このような状況が特に顕著になるのは、「ランニング中」での症状が65.2%、そして「ランニング終了後」にも31.5%の人が症状を感じていることが調査から分かりました。これに対し、適切な対策を講じることで、日常生活やランニングの快適さを保つことができると考えられます。

花粉症対策と実情


今回の調査では、ランニング中の花粉症対策についても触れられています。市販の鼻炎薬を服用する人が31.0%、マスクをする人が28.5%、市販の点眼薬を使用する人が25.3%との結果でした。しかし、これらの対策には潜在的な問題があります。特に、鼻炎薬を使用している50.4%の人が眠気を感じるなどの副作用が報告されており、ランニングのパフォーマンスに悪影響を及ぼす恐れがあります。

また、調査結果から3人に1人がランニング中に「ティッシュ」を携帯していることも分かりました。鼻水の問題は、荷物を少なくして走りたいランナーにとっても無視できない悩みであることが浮き彫りになっています。

認識のズレ


興味深いのは、秋の花粉症の主な原因についての認識です。秋には多くの人がイネ科植物やブタクサの花粉が原因だと認識していますが、正確に理解している人は意外にも少なく、誤った知識が広がっていることが分かりました。この認識のズレは、多くの人々が花粉症の対策を適切に講じられない原因となっています。

日本医科大学の教授、大久保公裕氏は、スギ花粉やヒノキ花粉を秋の花粉症の原因だと思っている人は、正しい知識を持つよう努める必要があると指摘しています。これは特にランナーにとって、パフォーマンスだけでなく健康面でも重要です。

日常生活への影響


さらに、2人に1人が秋の花粉症が「日常生活に影響している」と回答しており、適切な対策を講じていない人が多い現状が浮き彫りになりました。この事実は、ただ花粉症の症状に悩むだけでなく、仕事や趣味、家事に至る日常の質を著しく損なう可能性があります。

まとめ


秋は、心地よくランニングができる季節である一方、花粉症の影響を受けやすい時期でもあります。適切な対策を講じることが、快適で健康的なランニングライフを送るためには不可欠です。今回の調査結果を知り、花粉症についての正しい理解を深め、トラブルを回避しながら、秋のランニングを存分に楽しんでみてはいかがでしょうか。

会社情報

会社名
エスエス製薬株式会社
住所
東京都中央区日本橋浜町2-12-4
電話番号
03-3668-4511

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