2027年卒学生の就職活動状況
株式会社キャリタスが実施した調査によれば、2027年3月卒業予定の大学4年生(理系は大学院修士課程2年生含む)の就職活動の内定率は76.0%に達し、前年とほぼ同様の水準を保っています。この調査は、2026年5月1日から7日の間に実施され、合計1,034名の学生から回答が寄せられました。
内定状況と活動動向
調査結果によると、内定を得た学生の割合は76.0%であり、これは前年の76.2%に近い数字です。また、就職活動を終了した学生は全体の44.3%であり、残りの55.7%は活動を継続中です。この継続中の学生の中には、内定を獲得している者とそうでない者が含まれていますが、内定の有無にかかわらず、選考を続ける姿勢が見られます。
業界別内定状況
内定を獲得した企業の業界を見てみると、「情報処理・ソフトウェア」関連が約30.6%を占め、最も人気の高い業種となっています。これに続くのは「建設・住宅・不動産」、さらには「銀行」と続きます。これらのデータから、学生が特に注目している企業の系統が浮き彫りとなっています。
就職先未決定の理由とは
内定を持ちながらも就職先が決まっていない学生に対して、「本命企業がまだ選考中である」という理由が最も多く、続いて「自分に合っているかわからない」という不安が寄せられています。このような選択に際する心理的な要因が、学生たちの進路決定に大きな影響を与えていることが伺えます。
求める情報とエントリー数
内定を決定するにあたって学生が重視する情報として最も重要視されているのは「実際の仕事内容」であり、続いて「給与水準・平均年収」「福利厚生」「残業・休日出勤」が続きます。これは、学生たちが求める労働条件の透明性が求められていることを示唆しています。
また、一人あたりのエントリー社数の平均は21.6社で、前年の23.4社から減少傾向にあります。これは、就職活動の選択肢が広がりつつある一方で、質を重視する傾向が強まっていることを示している可能性があります。
新たな企業への興味
本選考応募企業のうち、「3月以降に興味を持った企業」の割合は22.6%に上り、多くの学生が新たな出会いを求めている姿勢が見受けられます。これに加え、37.5%の学生が「企業規模にこだわらずに活動」する方針を示しており、選択肢に幅が広がっている様子も伺えます。
就活川柳が物語る学生の心境
最後に、就職活動をテーマにした川柳も紹介されており、学生たちの心の動きが表現されています。例えば、「志望度は やっぱり相手に わかるらしい」といった作品からは、学生たちの緊張感と真剣さが伝わってきます。
この調査は、就職活動の実態に関する貴重な情報源であり、学生たちが自らの進路選択に役立てる一助となることが期待されます。