長崎の新たなスポーツ文化の舞台、長崎スタジアムシティが2023年10月14日に開業を控え、日本初となるサッカースタジアム内でのビール醸造を開始しました。その名も『THE STADIUM BREWS NAGASAKI』です。この新しい試みは、地域の活性化と訪れる人々に特別な体験を提供することを目指しています。
ビールの醸造を担うのは、地域創生事業を行う株式会社リージョナルクリエーション長崎と水事業を展開する株式会社ジャパネットウォーターです。彼らは長崎スタジアムシティのオープンに向け、山梨県のビール醸造所での開発・製造に取り組んできました。そして2023年9月2日、ついに長崎スタジアムシティでの醸造作業が始まりました。この歴史的な瞬間には、株式会社リージョナルクリエーション長崎の代表取締役社長、岩下英樹氏が自らモルトを醸造タンクに投入する場面も見られました。
岩下社長は、「長崎スタジアムシティにビール醸造所を設けることで、美味しいお酒を味わいながらサッカーやバスケットボールの観戦を楽しんでいただけることを期待しています。地元の方々はもちろん、訪問者にも特別な一杯を提供できる場所になることを目指しています。」とコメントしました。長崎の特産品を取り入れたユニークな味わいが、地域の飲み文化に新たな風を吹き込むことでしょう。
『THE STADIUM BREWS NAGASAKI』では、1階に10台のタンクを用意し、年間約9万キロリットルのビールを製造する計画です。2階と3階にはレストランエリアがあり、できたてのビールをそのまま提供します。特に、長崎の柑橘類“ゆうこう”を使用したフルーティーな「ヴィ・ビール」は地元でも評判で、ビールが苦手な方でも楽しめる飲みやすいペールエール、ビール愛好者にはたまらないインディアペールエールなど、幅広いラインナップが予定されています。年に約100種類のクラフトビールが提供される予定で、さらに国内外のクラフトビールも取り寄せる計画です。
レストランでは、ビールにぴったりのおつまみや食事を提供し、カジュアルな雰囲気の中で家族、友人、ビジネスシーンでも利用できるスペースが用意されます。スポーツバーのような雰囲気の3階では、スポーツの試合を観ながらビールを楽しむこともできるでしょう。
現在の営業時間は11:30から23:00を予定し、150席の座席を用意しています。正式オープンが待ち遠しい『THE STADIUM BREWS NAGASAKI』で、特製クラフトビールを恋しく思う日々を送る皆さんにとって、新たなお楽しみが増えること間違いなしです。長崎スタジアムシティが地域の人々や観光客に愛されるスポットになることを願ってやみません。これからの展開に目が離せません!