享受馬鈴薯の魅力を学ぶ場所、ケンコー馬鈴薯フォーラム2024
2024年8月2日、ケンコーマヨネーズ株式会社が主催する
「ケンコー馬鈴薯フォーラム2024」が、東京本社およびオンラインで開催されました。このフォーラムは、馬鈴薯の消費拡大を目指す「北海道ばれいしょの日」に合わせて行われ、8月4日が語呂合わせで「ば(8)れい(0)しょ(4)」の日とされています。
多様な参加者たち
当日は、約40名が対面とオンラインで参加し、ケンコーマヨネーズの社員だけでなく、帯広畜産大学の学生たちも参加。彼らは北海道や留学先からの参加で、多様な視点を持ち寄りました。このイベントは、馬鈴薯の歴史や未来について知識を深める貴重な機会となりました。
馬鈴薯の背景と重要性
フォーラムでは、事業開発本部研究部の部員による講演が行われ、「五大作物」として小麦、米、トウモロコシ、大豆、馬鈴薯それぞれの歴史、成長背景、生産地、収穫量の変遷について説明がありました。具体的には、馬鈴薯がどのような条件で成長するのか、また品種改良についての視点も詳細に紹介され、研究者ならではの知見に触れることができました。
商品開発と馬鈴薯調達の課題
さらに、商品本部購買部の部員が馬鈴薯の安定調達についても触れ、ポテトサラダを主材料としている馬鈴薯の供給の重要性を伝えました。最近の国内市場における馬鈴薯の生育状況や病害のリスクを対策しながら、安定的な原材料供給を目指していることも語られました。
特別講演と研究の最新動向
特別講演として、帯広畜産大学の實友玲奈准教授が、馬鈴薯の遺伝資源の利用や世界的な研究の進展を報告しました。特に、美味しい馬鈴薯を持続的に生産するために避けられない育種技術の課題や未来の見通しについても言及。参加者は、学術的な観点からも実践的な知識を得ることができました。
試食と意見交換
フォーラムの最後には、明治・大正時代のポテトサラダ再現と、珍しい馬鈴薯4品種の試食が行われました。一般市場には出回ることの少ない品種を試し、その味を比較することができました。また参加者同士で意見を交換し、有意義な時間を過ごしました。
未来への取り組み
ケンコーマヨネーズは、今後も食品産業の持続可能な成長を支えるために、馬鈴薯に関する研究を進めていく意向を表明しています。これからも、豊かな食生活を送りながら、彼らの持つ知識が新しい商品開発に結びつくことを期待しています。
企業概要:
- - 社名: ケンコーマヨネーズ株式会社
- - 代表者: 代表取締役社長 島本 国一
- - 設立: 1958年3月
- - 本社所在地: 東京都杉並区高井戸東3-8-13
- - 資本金: 54億2,403万円(2024年3月末時点)
- - 事業内容: マヨネーズ、ドレッシング、タマゴ加工品などの食品製造販売
- - 公式サイト: ケンコーマヨネーズ株式会社