高知県須崎市から世界へ!
須崎市の野見湾に位置する元空き寺が、地域と世界をつなぐ新たな多文化交流の拠点「とまり〜な」として生まれ変わりました。この場所では、様々なバックグラウンドを持つ外国人やノマドワーカー、学生、研究者たちが集い、地域の住民と共にプロジェクトを進めたり、交流イベントを開催したりしています。
「とまり〜な」では、漁業や竹工芸、農業、釣りといった地域資源を活かした体験プログラムのほか、生成AI講座やスタンフォード式デザイン思考ワークショップといった教育イベントも行われています。これまでの2年間で、関係人口は200人を超え、観光、教育、アート、そして海外進出を目指した新プロジェクトが50件以上立ち上がっています。地域の可能性が広がる中で、多くの人々との出会いが生まれています。
前回のイベントには、エジプト、アメリカ、タイ、スウェーデン、インドネシア、イギリス、カナダなどからのメンバーが参加し、活発な交流が行われました。これにより、須崎市にも多くの外国人が住むようになり、特にインドネシアから来たイスラム教徒をはじめ、地域の人々と異文化への理解を深める機会が増えています。今後も、市民と共に楽しい交流イベントを開催し、教育や観光、文化交流が盛り上がるよう努める予定です。
「とまり〜な」は、今後も多様なニーズに応えるために進化を続けます。自然探求や職人技体験はもちろん、ハラール対応の外国人向け設備、プレイヤールームなども整備し、学生やアーティスト、研究者が安心して過ごせる環境を提供します。また、空き家を活用したワーケーションや、地域産品の海外展開も視野に入れ、持続可能な地域経済の構築を目指します。
地域資源を活かしたプロジェクト
空き家のDIYを通じてコミュニティの活性化を図っており、参加者を募集しています。料理教室や文化交流イベントでは、地域の特産品を使った美味しい体験が提供され、これに参加することができます。また、着物や浴衣、ふらふを再利用したプロジェクトも進行中で、地域の伝統を次世代に伝える努力がされています。これらの活動を通じて“もったいない精神”と“助け合いの文化”を活かした循環型ものづくりが実現されています。
さらに、SNSを通じて情報発信を行い、日本の田舎の魅力を海外に伝えています。特にInstagramでは、着物姿で地域の生活や文化を紹介し、7ヶ月でフォロワーは3万人を越えました。このユニークなスタイルは海外で高く評価され、国際的な交流が促進されています。
未来のイベントについて
8月には須崎市で多くの夏のイベントが企画されており、ドラゴンカヌーや花火大会など、多くの楽しさが待っています。あなたも一緒に参加して、地域の活気を体感してください。工作やDIYに興味のあれば、ぜひとも参加してみてください。
このように、「とまり〜な」は地域の方々との協力のもと、賑やかで多様な交流ができる場を提供し、須崎市から世界へ向けての発信を続けていきます。新たな試みにチャレンジしながら、地域全体を盛り上げていく試みが今後も続いていくことでしょう。