新たなアジャイル支援ツール「Actice」が登場
アジャイル開発におけるふりかえりプロセスを効率化するクラウドシステム「Actice(アクティス)」が、この度、社数限定でβ版の無料提供を開始しました。この新しいシステムは、アジャイル開発における重要なプロセスであるふりかえりをよりスムーズに運用できるように設計されています。
アジャイル開発の現状と課題
アジャイル開発では、開発プロセスを振り返る「ふりかえり」の実施が欠かせません。しかし、実際には多くの組織がその運用に苦労しており、以下のような課題を抱えています。
- - ふりかえりの運営にかかる労力が大きい
- - ふりかえりの効果を実感できない
これらの課題に対応するために、「Actice」はさまざまなソリューションを提供しています。
提供されるソリューション
1. マネージャのファシリテーションサポート
「Actice」はマネージャー層のファシリテーションを効率化するため、各フェーズで必要な内容やTIPをシステム内に表示します。また、進行状況をリアルタイムで把握し、次のステップへの移行を容易に管理できます。
2. ふりかえり結果のデータベース化
参加者が過去のふりかえり結果を確認できるように、データベースに情報を蓄積します。これにより、他のチームや過去のケーススタディを参考にしながら、毎回のふりかえりがより充実したものになることを目指しています。さらに、未完了のアクションプランを表示し、進行中のアクションプランと共に振り返ることが可能です。
3. アジャイルコーチによる導入サポート
アクティスは、アジャイル開発の経験豊富なアジャイルコーチによる支援も提供します。過去に多くのプロジェクトでふりかえりを実施したエンジニアマネージャが、導入過程でマネージャーにフィードバックを行い、ふりかえり文化の浸透を図ります。特にファシリテーションにおいてつまづきやすい点を事前に共有し、サポートを行うことに注力しています。
アジャイルコーチ「森實 繁樹」氏の経歴
「Actice」の開発に関わるのは、アジャイルコーチである森實繁樹氏です。彼は大手SIerでの開発やプロジェクトマネジメントを経て、ミドルベンチャーでCTOを勤めました。また、通信系事業会社でエンジニアリングマネージャや国立大学の非常勤講師としても活躍してきました。2003年からアジャイル開発に取り組み、多数のチーム支援を行ってきた経験を持つ森實氏は、認定スクラムプロフェッショナル(CSP-SM/CSP-PO)としてDX支援に力を入れています。彼の豊富な知識と経験が、「Actice」のさらなる発展に寄与することが期待されています。
β版無料提供に関するお知らせ
「Actice」のβ版は社数限定での提供が行われており、利用企業からのフィードバックを元にサービスの質を向上させることが狙いです。興味のある方は、公式サイト(https://actice.page/)よりお問い合わせください。最適なアジャイル開発の実現に向けて、是非この機会に試してみてはいかがでしょうか。
この新しいクラウドシステムは、多くのアジャイル実践者にとって必見のツールとなることでしょう。