株式会社ジザイエがデジタルハプティクスコンソーシアムに入会
2025年5月、東京大学稲見研発スタートアップである株式会社ジザイエ(本社:東京都千代田区)は、デジタル触覚技術の社会実装を推進する「デジタルハプティクスコンソーシアム」に入会することを発表しました。このニュースは、同社が目指す「すべての人が時空を超えて働ける世界」というビジョンに基づいた重要なステップとして広く注目を集めています。
入会の背景と目的
ジザイエは、現場業務の遠隔化・効率化を進める企業で、建設、製造、インフラ、災害復旧などの領域で新たな働き方を模索しています。その中で、遠隔操作においては映像や音声だけでなく、実際に作業している感覚を再現することが求められます。この「身体性」は、安全性や正確性、操作性の向上に欠かせない要素です。この考えから、ジザイエはデジタルハプティクス技術に着目し、同コンソーシアムに参加を決定しました。
今後は、産学官連携によって、次世代の遠隔作業支援に必要な“体感型UI”の実装を加速させる方針です。これにより、現場での作業効率や安全性を飛躍的に向上させることが期待されています。
コンソーシアムへの期待
ジザイエはデジタルハプティクスコンソーシアムに対して以下のような期待を寄せています。
- - 身体感覚に関するデータ化・共有化に関する研究や交流の場としての活用
- - UI/UXの革新に向けたハードウェア・ソフトウェアの実装ノウハウの取得
- - “遠隔就労×ハプティクス”という新しい社会実装モデルの共創
これらを通じて、ジザイエはさらなる技術革新と新たな働き方の実現を目指します。
今後の展望
ジザイエは、JIZAIPADを中心に、触覚や振動、フィードバック制御といったハプティクス技術を段階的に統合し、「どこにいても、その場で働いているような臨場体験」を提供することを目指しています。また、特に建設現場や危険作業、高度なスキル伝承が必要な分野において、「伝える」「伝わる」「感じる」UIの開発を進め、遠隔就労の常識を変えていく所存です。
デジタルハプティクスコンソーシアムについて
デジタルハプティクスコンソーシアムは、広島大学を主軸とする産学官連携の研究組織であり、触覚や運動感覚のデータ化を目指し、デジタル世界とリアルなフィジカル世界の橋渡しを行っています。触覚センシング、ハード制御、素材加工、UXデザインの専門家が集まり、知見を融合させることで、様々な分野での応用を進めています。
詳細は公式サイトで確認できます:
デジタルハプティクスコンソーシアム公式サイト
株式会社ジザイエについて
ジザイエは「すべての人が、時空を超えて働ける世界へ」をミッションに掲げ、遠隔就労支援プラットフォーム「JIZAIPAD」を提供するスタートアップ企業です。同社は独自の映像圧縮技術を用いて、通信環境が不安定な場所でも、鮮明な映像を低遅延で提供することに成功しています。その技術により、物理的制約が多い現場での遠隔操作や点検が可能となり、現場のデジタル化を推進しています。
会社概要
- - 会社名:株式会社ジザイエ
- - 設立:2022年11月
- - 代表者:中川 純希
- - 所在地:東京都千代田区大手町1-6-1 大手町ビル5F Inspired.Lab 569
- - 公式サイト:ジザイエ公式サイト
本件に関するお問い合わせ
株式会社ジザイエ 広報担当
メール:
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