フクシマガリレイが受賞した省エネ大賞
フクシマガリレイ株式会社(本社:大阪市西淀川区)は、一般財団法人省エネルギーセンターが主催する2025年度省エネ大賞で「スライド扉リーチインショーケース」が省エネルギーセンター会長賞を受賞したことを発表しました。この受賞は、同社の技術力とエコへの取り組みが高く評価された結果です。
スライド扉リーチインショーケースの特長
今回受賞したスライド扉リーチインショーケースは、狭小スペースにも対応できるスライド扉設計が特徴で、開閉が簡単にできます。透明度の高いガラス扉と、明るく美しい商品を引き立てるLED照明が採用されており、視認性の良さと美しいディスプレイが同時に実現されています。また、このモデルはフィルター清掃が不要で、手間いらずのお手入れが可能です。さらに、排水皿は冷凍機下部に設置されているため、排水設備も必要ありません。
特に注目したい点は、冷媒に非フロンのR1234yf(GWP:1)を使用していることです。従来機種ではR404A(GWP:3920)やR134a(GWP:1430)が使われていましたが、R1234yfを採用することで地球温暖化係数を大幅に低減し、環境への配慮がなされています。
省エネ性能の追求
スライド扉リーチインショーケースは、以下の特長によって省エネ性能を追求しています。
1.
高効率インバーター圧縮機の採用:冷却効率が向上し、必要な電力が削減されます。
2.
断熱性能の向上:扉ガラス部の断熱性能が向上し、侵入熱量を低減。
3.
高効率LEDの導入:省エネLEDの採用により、照明の電力消費が減少しています。
この結果、年間の消費電力量も削減されており、具体的には代表機種MSU-120GHWSRXの場合、旧シリーズに比べてインバーター機種だけを使用した新シリーズは大幅に効率が改善されています。
安心の10年保証
加えて、このショーケースには冷媒ガス漏れに関する10年保証が付いており、冷却不良が発生した際の修理も安心です。この保証のおかげで、長期間にわたって安定した性能が期待でき、フロン排出抑制法の対象外となるため、点検や記録管理にかかる負担も軽減されます。
省エネ大賞の意義
省エネ大賞は、国内の業界で優れた省エネ取り組みや高効率な省エネ型製品を表彰することで、エコ意識の浸透と省エネルギー製品の普及を促進することを目的としています。フクシマガリレイの受賞は、その取り組みと技術革新が認められた証拠です。
企業概要
フクシマガリレイは、大阪府に本社を構え、業務用冷凍冷蔵庫やその他の冷凍機器の製造・販売を行っています。品質の高い製品を提供し、厨房システムや店舗システムの設計・施工にも精通しています。詳細な情報については
公式サイトを参照ください。