AI動画生成共同研究
2024-10-03 15:53:42

上智大学とJ:COM、次世代AIを活用した動画生成技術を共同研究

上智大学とJ:COMの共同研究



概要


2023年10月、上智大学大学院とJ:COMが、次世代AI技術を活用した動画生成に関する共同研究を開始しました。本プロジェクトには、上智大学の特任教授である百瀬公朗氏と、J:COMのデータビジネス企画部長である鎌田幹生氏が関与しています。

この研究では、大学院の応用データサイエンス学位プログラムの学生と、J:COMのビジネスイノベーション部門に属するデータサイエンティストが協力し、未来の技術開発に繋がるフレームワークを構築することを目指しています。

研究の特徴


本研究は、AI技術の急速な進化に柔軟に対応できる長期的な視点からの開発が特徴です。従来の研究が新技術に焦点を当てるのに対し、本プロジェクトでは持続可能な技術開発を重視し、未来のニーズに応えるフレームワークの構築を目指しています。これにより、短期間で生産される技術や成果物にとどまらず、長期的な視野での技術適用可能性を探求し続けることが可能となります。

研究テーマ: パーソナライズドダイジェスト動画


本研究の主なテーマは、「パーソナライズドダイジェスト動画の自動生成」に関するものです。これは、スポーツ、ドラマ、音楽、アニメなど、さまざまなジャンルの長尺動画を視聴者の都合に合わせて10〜20分に圧縮する技術の開発を目指すものです。特定の人物やシーンを選び出すことで、視聴者それぞれに最適化されたダイジェスト動画を生成する予定です。

たとえば、数日にわたるスポーツイベントや音楽ライブの映像を、伝えたいポイントだけで集約したり、個々のファンが楽しむための「推し」コンテンツをピックアップすることができます。これにより、情報量が多いコンテンツの中から、視聴者が特に興味を持つ部分を際立たせることが可能となり、さらにニッチな場面のみを集めたダイジェストも作成できます。

研究者のコメント


百瀬公朗教授は、本研究の意義について「急成長する画像系AI技術を活用するだけでなく、将来に向けた視点から長期的な研究を重視しています。このフレームワークが、持続可能で柔軟な技術基盤を提供することを目指しています」と語っています。また、鎌田幹生氏も「上智大学との強固なパートナーシップを基に、感動的な映像体験を提供する新たな可能性を切り拓くことに期待しています」とコメントしています。

未来への展望


このように、上智大学とJ:COMの共同研究は、データサイエンスを駆使して、視聴者に今までにない映像体験をもたらすことを目指しています。両者は、それぞれの強みを活かし、最新の技術とアイデアを融合させ、オープンイノベーションの形で研究を進めていく方針です。視聴者に新しい価値を提供することが期待されるこの研究は、今後のエンターテインメント業界においても大きな影響を与えることでしょう。


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会社情報

会社名
JCOM株式会社
住所
東京都千代田区丸の内1-8-1トラストタワーN館
電話番号

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