開発者と企業をつなぐ新たな場「DevRelCon Tokyo 2017」の全貌
開発者との関係を強化し、サービスを向上させるための新たな試みとして、DevRel(Developer Relations)を推進するカンファレンス「DevRelCon」が日本に初上陸します。東京で開催されるこのイベントは、国内外の開発者や企業が集まり、共有の場を提供します。
DevRelの意義とは?
DevRelは、企業が提供する製品やサービスに対し、開発者とのつながりを強固にすることを目的としたマーケティング活動です。デジタル化が進む現代において、AppleやGoogle、Microsoftなど大手企業も積極的に開発者向けのイベントを行い、開発者とのコミュニケーションを重視しています。広告によるアプローチが難しい開発者に対し、いかに接点を増やすかが企業の発展にとって非常に重要です。エヴァンジェリストやアドボケイトの雇用、ブログやソーシャルメディアを活用したコンテンツマーケティング、ウェビナーを通じたサポートなど多様な戦略が実施されています。
日本においても、クラウドベンダーなど一部の企業がDevRel活動をスタートしていますが、全体としてはまだ不十分です。DevRelConを通じて世界のトレンドを学ぶことが、自社の発展に繋がると期待されています。
DevRelCon Tokyo 2017の概要
このカンファレンスは、国内外のDevRel実践企業や関連ツール開発者が一堂に会して行われます。これまでロンドンやサンフランシスコで成功を収めてきたこのイベントが、ついに日本で開催されることとなりました。
基本情報
- - 名称: DevRelCon Tokyo 2017
- - 日時: 7月29日 9:00〜18:00
- - 参加人数: 約150名(海外からの参加者も半数程度)
- - 会場: サイボウズ株式会社 (東京都中央区日本橋)
- - 参加費用: 9,000円(超早割)、15,000円(早割)、20,000円(通常)
- - 主催: 株式会社MOONGIFT、DevRel Meetup in Tokyo
- - セッション数: 22セッション(2トラック予定)
- - Webサイト: DevRelCon Tokyo 2017公式サイト
すべてのセッションは英語で行われますが、同時通訳も用意されるため、英語に不安のある方でも安心して参加可能です。
注目のキーノートスピーカー
日本マイクロソフトの伊藤かつら氏やGitHubのJohn Britton氏が登壇することが決定しています。さらに、IBMやNexmoなどからのエヴァンジェリストも参加し、開発者向けの新たな手法や効果的なマーケティング戦略について講演を行います。参加者は、DevRelの先駆者たちから貴重な知見を得ることができるでしょう。
トレーニングデーの開催
DevRelCon終了翌日には、有料の「トレーニングデー」も用意されています。このトレーニングは主にワークショップ形式で、DevRelの理解を深めるための良い機会となります。こちらも全て英語で行われますが、逐次翻訳が提供されるため、英語に自信がない方でも問題なく参加できます。
株式会社MOONGIFTの取り組み
DevRelConの主催者である株式会社MOONGIFTは、開発者向けメディア「MOONGIFT」を運営し、開発者への広報支援やBtoBコミュニティ育成を行っています。「正しい情報を開発者に届ける」ことをコンセプトにしており、今後も積極的な活動を続けていく方針です。
会社概要
- - 所在地: 神奈川県中区日本大通
- - 設立: 2013年10月
- - 事業内容: 開発者向け広報支援、コミュニティ育成支援
- - Webサイト: MOONGIFT公式サイト
DevRelCon Tokyo 2017は、開発者と企業が築く新たな架け橋となるとともに、多様な知恵を交換する場になることが期待されています。この機会を活用し、自社のビジョンを見つめ直すきっかけにしてみてはいかがでしょうか。