新たに開業した玉山銀行熊本出張所
2023年10月25日、玉山銀行の熊本出張所がグランドオープニングセレモニーを迎え、地域の経済交流が一層進むことへの期待が高まりました。このセレモニーには、玉山フィナンシャルホールディングの会長、黄男州氏を始め、さまざまな著名なゲストが参加しました。
セレモニーの内容
グランドオープニングには、前防衛大臣の木原稔衆議院議員、熊本県知事の木村敬知事、熊本市市長の大西一史氏が出席。さらに、台北駐福岡経済文化弁事処の処長や多くの経済団体代表も集まり、玉山銀行の熊本出張所開設を祝いました。
講演と祝辞
木村知事は、台湾の半導体産業の進出が熊本へもたらした影響を強調し、「台湾中小企業向けの取引でトップシェアを持つ玉山銀行は、台湾企業の九州進出において重要な役割を果たすだろう」と期待を寄せました。この発言は、地域の経済活動がいかに深い影響を受けているかを示すものです。
大西市長は、玉山銀行と熊本市政府との間の包括連携協定書(MOU)締結について触れ、台湾と熊本の間の交流促進に感謝。その上で、現在の台湾からの観光客の増加に言及し、営業開始がもたらす新たな協力の機会について語りました。
玉山銀行の役割
前防衛大臣の木原議員も、玉山銀行の出張所開設を非常に嬉しく思い、日台の友好関係を築いていく意欲を示しました。また、台北駐福岡経済文化弁事処の陳処長は、「玉山銀行は日本で最も成長している台湾の銀行であり、地元の人々とも良好な関係を築いており、台湾と九州の関係がますます強化されることを信じている」とのコメントを残しました。
最後に
黄男州会長は、日本と台湾が重要な貿易パートナーであることを再確認し、九州が半導体産業の重要拠点となっていることを強調しました。これから玉山銀行は、九州及び熊本を拠点に、日本企業と台湾企業双方のビジネスをサポートし、さらなる込み入った経済的な交流の実現を目指します。この開業によって、台湾企業の九州進出がさらに進むことを期待してやみません。