新たな採用戦略の模索
最近、株式会社ハイヤールーと株式会社ココナラが共同で、エンジニア採用における面接の最適化をテーマとしたイベントを開催しました。このイベントでは、候補者の志望意欲を向上させるための具体的な手法が話し合われました。
イベントの概要
このイベントにおいては、ココナラの村上氏とハイヤールーの高柴氏が登壇し、採用面接だけでなく、採用広報の重要性や入社後のオンボーディングについても幅広く話しました。特に印象的だったのは、「採用活動は広範囲にわたる戦略が必要である」というメッセージです。村上氏は実際の事例を交えながら、採用活動の全容を解説しました。
全方位戦略の必要性
村上氏は、採用広報を強化することが全ての基本であると力説しました。具体的には、テックブログやイベント参加、SNSの活用など、多面的な接点を持つことが重要です。これにより、社外に向けた露出が増え、企業の魅力を伝える機会が広がるとのことです。
面接官の役割
さらに、面接官自身が候補者の志望意欲を引き上げるための技術についても語られました。村上氏は、候補者の転職理由に基づく情報提供と、企業の魅力をビジュアルで伝えることの重要性を強調しました。候補者が企業を理解しやすくするための資料作りは欠かせません。
正直なコミュニケーション
また、候補者とのコミュニケーションにおいて「良いことだけを伝えない」ことが信頼醸成につながると村上氏は述べています。自社の弱みをあえて開示することで、候補者との距離を縮め、信頼関係の構築が可能になるというのです。特にリーダー層を狙った候補者には、彼らが自分のパフォーマンスで課題を解決できる可能性を示すことが重視されました。
オンボーディングの重要性
採用後のフォローも重要であると高柴氏は指摘しました。ココナラでは、1〜6段階の柔軟なオンボーディングプロセスを導入し、メンター制度を基盤として、個別のペースに応じた支援を行っています。これにより、試用期間中の早期離職を防ぐことができるという成果も報告されています。
今後の予定
ハイヤールーは今後もエンジニア採用に関するイベントやセミナーを企画していく計画です。特にAI時代におけるスキル面接の重要性や、新たな採用施策についてのイベントが予定されています。業界での競争が激化する中、採用戦略を進化させることが必須であると言えるでしょう。
スキル面接サービス『HireRoo』
ハイヤールーが提供しているスキル面接サービス『HireRoo』は、エンジニアのスキルを可視化することで、採用過程におけるミスマッチを防ぐことを目的としています。現在、150社以上に導入されており、累計選考数が40,000件を超えています。このシステムは、公平かつリーダブルな採用を実現するための重要なツールとなっています。
今回のイベントは、エンジニア採用の新たな風潮を感じさせるものであり、今後の採用手法に大いに影響を与えることでしょう。ぜひ、次回のイベントにも注目してみてください。