2025年初開催のフォーミュラE第2戦がメキシコシティで注目のスタート

フォーミュラEシーズン11第2戦開催へ

2025年1月12日、日本時間午前5時5分（現地時間1月11日午後2時5分）、メキシコシティにある「アウトドローモ・エルマノス・ロドリゲス」サーキットにて、フォーミュラEシーズン11第2戦「ハンコック・メキシコシティE-Prix」が開催されます。これは2025年に入って初めて行われるレースです。

フォーミュラEは、電気自動車による世界選手権であり、新型「GEN3 Evo」マシンが先月サンパウロで初披露されたことで、観戦者の期待が高まります。このメキシコシティE-Prixは、過去2シーズンでこのレースの勝者がドライバーズチャンピオンシップのタイトルを手にしている注目の大会です。

注目のドライバーたち

ドライバーズチャンピオンシップでは、ジャガーTCSレーシングのミッチ・エヴァンスが暫定トップを占めており、彼のパフォーマンスに期待が集まります。また、NEOMマクラーレンのサム・バードやテイラー・バーナードも好調な走りを見せており、注目を浴びています。特にバーナードは、第1戦でルーキーとして表彰台を獲得しました。

さらに、昨年のメキシコシティE-Prixの優勝者であるパスカル・ヴェアラインは、サンパウロでの激しいクラッシュを乗り越え、再び好パフォーマンスを見せることに意欲を燃やしています。

持続可能性への取り組み

フォーミュラEは昨年までの活動でも「持続可能なモータースポーツ」のリーダーシップを発揮し、様々な社会貢献プログラムを支援してきました。「Better Futures Fund」プログラムでは再生可能エネルギーの利用や廃棄物管理に取り組み、イベントは100%再生可能エネルギーで運営され、排出量削減に貢献しています。

さらに、「エル・カラコル」プロジェクトに寄付を行い、路上生活から脱する家族への教育や医療支援を行うなど、地域との連携を強化しています。また、がん撲滅活動に取り組む「Con Ganas de Vivir」との長年のコラボレーションを通じて、持続可能性や健康への意識向上を図っています。