株式会社ニシ・スポーツが夏季デフリンピック大会をサポート
株式会社ニシ・スポーツは、2025年11月に東京で開催される「第25回夏季デフリンピック競技大会」への参加決定を発表しました。この大会は国際ろう者スポーツ委員会が主催し、きこえない人々のための国際的なスポーツイベントです。今回の大会は、デフリンピックの100周年を迎える記念の年でもあります。
デフリンピックとは?
デフリンピックは、聴覚に障害を持つアスリートたちが競い合う大会であり、4年に一度開催されます。夏季と冬季のそれぞれのスポーツが用意されており、出場者にとっては自己を表現する重要な舞台となっています。特に、2025年東京大会では、70〜80カ国から約6,000人が参加予定で、期待が高まっています。
ニシ・スポーツの役割
ニシ・スポーツは、トータルサポートメンバーおよびゲームズサポートメンバー(陸上)として大会準備を進めることに決定しました。大会ビジョンとして掲げられている「デフアスリートを主役に」というスローガンが、同社の「すべてはアスリートのために」との理念に一致していることが、今回の契約の要因となっています。
ニシ・スポーツは、国内で唯一の陸上競技専門メーカーであり、年間80以上の大会を専門スタッフがサポートしています。その経験を活かし、パラスポーツの振興にも力を入れています。最近では、デフアスリートのスタートを補助するための光刺激スタート発信装置を開発しました。
光刺激スタート発信装置
デフリンピックにおいては、選手全員が競技中に補聴器を外します。そのため、競技の開始を音ではなく視覚的に知らせる工夫が求められます。ニシ・スポーツの光刺激スタート発信装置は、選手がピストルの音に代わって、光によってスタート信号を知ることができる優れたシステムです。この装置を使用することで、選手は一般的なスタート姿勢からスタートでき、より公平な競技が実現されます。
大会の意義と今後の展望
ニシ・スポーツの代表取締役社長、松田卓巳氏は今回の契約について、「デフスポーツの魅力や価値を伝え、共生社会実現に向けて努力したい」とコメントしています。また、同社は大会の成功に向けて、社員一丸となって応援する姿勢を強調しました。
企業概要
株式会社ニシ・スポーツは1951年に設立され、陸上競技用の器具や電子機器、トレーニング機器を開発・販売しています。陸上競技との長い歴史を経て、今でもスポーツを愛するすべてのアスリートを支える企業を目指しています。
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大会情報
- - 大会期間: 2025年11月15日~11月26日
- - 参加国: 約70〜80カ国
- - 参加者数: 各国選手団等約6,000人
- - 大会会場: 駒沢オリンピック公園総合運動場、東京体育館など
詳しい情報は
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