健康志向と環境を考えた新感覚「大豆ベーコン」の登場
近年、健康を気にする人々や環境問題に対する意識が高まる中、プラントベースの食品の需要が急増しています。特に注目を浴びているのが「大豆ミート」で、既に多くのスーパーマーケットや飲食店で広がりを見せています。このたび、株式会社エヌ・ディ・シーが新しく発売した「大豆ベーコン」は、この流れをさらに加速させる製品として注目されています。
大豆ベーコンとは?
「大豆ベーコン」とは、その名の通り大豆を原料としたベーコンスタイルの食品です。この商品の特筆すべき点は、従来の豚肉ベーコンと比べて、栄養素的に見ても圧倒的な差を見せています。鉄分は約4倍、食物繊維は7倍、そして、脂質は93%オフ、コレステロールはゼロという結果が出ています。
大豆は日本の伝統的な食材で、味噌や醤油、納豆などに使われており、国民に広く親しまれています。これをベースにした新たなスタイルの食品は、単に健康的なだけではなく、食文化にもマッチしています。エヌ・ディ・シーの大豆ベーコンは、合成着色料や保存料、化学調味料を一切使用せず、自然な大豆の風味を大切にしています。
開発の背景と挑戦
大豆ベーコンの開発には、長い時間と多くの試行錯誤が伴いました。もともと20年前から大豆の研究に取り組んできた企業であるエヌ・ディ・シーは、多様な大豆ミートの製品化に成功してきました。しかし、ある時、中国でエビの消費が急増し、環境への影響についての報道に触れたことで、代替食品の開発に挑む契機となりました。
開発者たちは、大豆で「代替エビ」を作るアイデアを持って進める中で、完成した試作品がなんと「ベーコン」に近い形状だったことが判明。その後、大豆ベーコンの開発へと舵を切ったのです。試作を繰り返しながら、ベーコンの風味に近づけるため、特に着色には紅麹を利用しています。これにより、見た目にも舌にも楽しめる商品が完成しました。
さまざまなシーンでの活用
大豆ベーコンの魅力は、健康志向の方々にとっては、満足感と栄養価を両立している点です。料理の選択肢としては、ベーコンエッグやサラダ、サンドイッチ、ハンバーガーなど、多彩なメニューに活用できます。普段の食事の代替としてだけでなく、カフェやレストラン、ファーストフードチェーンでも使用が推奨されています。また、乾燥した状態で常温で1年の保存が可能なため、備蓄食材としても優れた選択肢となるでしょう。
調理が容易で風味豊か
調理方法は非常に簡単です。茹で戻した後に炒めることで、味付けも自在に行えます。スモークパウダーや燻製オイルを加えれば、より一層ベーコンらしい風味を引き立て、食べる人を楽しませることができるでしょう。
製品情報
- - 商品名: 大豆ベーコン
- - 内容量: 750g / 5kg
- - 賞味期限: 製造から1年
- - 保存方法: 暗所で常温保管
- - 卸価格: 750g×10袋/ケース 12500円(税抜)、5kg/ケース 8000円(税抜)
- - 発売日: 2022年5月30日
大豆ベーコンは、健康を意識する方や、環境問題に配慮した食生活を志向する方にぜひお勧めしたい新しい選択肢です。日本の食文化を踏まえた上で、未来の食品事情を考えた製品として、多くの人に愛されることを期待しています。