新たな物流拠点「LOGIFRONT尼崎Ⅴ」の着工
日鉄興和不動産株式会社は、兵庫県尼崎市にて、同社の「LOGIFRONT」シリーズの新たな物流施設『(仮称)LOGIFRONT尼崎Ⅴ』の着工を発表しました。本物件は、近畿圏第6弾として位置づけられ、先行する「LOGIFRONT」をはじめとする類似施設と相まって、地域物流の強化に寄与することが期待されています。
立地環境の特色
『LOGIFRONT尼崎Ⅴ』は、阪神高速道路の「尼崎東海岸」ICから約1.8km、さらに「尼崎東」ICからも約4.5kmという、利便性の高い立地を誇ります。この場所は、大阪港や神戸港、さらには伊丹空港へのアクセスも秀逸で、広域輸送にも適しています。また、都市部への配送においても重要な幹線である第二阪神国道へ容易にアクセスできるため、配送効率を大いに高めることが可能です。
さらに、周辺には工場や倉庫が集まるエリアがあり、24時間操業可能な工業専用地域に位置するため、多頻度の配送にも対応が期待されます。
施設の概要
本物件は地上4階建てのBOX型施設で、1階には21台対応の片面バースを設けており、効率的な荷物の受け渡しを可能にしています。外観はダークグレーのモノトーン調にデザインされており、シンプルながらもスタイリッシュな印象を与えています。各階は7.0mの有効階高が確保されており、将来的には2分割もできるプランが用意されています。また、十分な輸送能力を確保するため、荷物用エレベーターや垂直搬送機が整備されています。
テナント向けの休憩室やトイレ、喫煙室なども設けられており、働く人々の快適さにも配慮されています。
環境への取り組み
この新しい物流センターでは、環境への配慮も重要なテーマとなっています。日鉄興和不動産は、グリーンスチール「NSCarbolex® Neutral」を採用し、CO2の排出量削減にも取り組んでいます。この取り組みにより、鉄鋼生産から施工時におけるCO2排出量を約9%削減することが見込まれています。
さらに、従来からの太陽光発電システムや全館LED照明の導入なども進め、持続可能な開発を目指しています。
日鉄興和不動産の未来展望
日鉄興和不動産は、2018年にロジフロント事業推進部を発足させて以来、さまざまな物流施設の開発を進めています。今後も、地域の物流効率化を実現するため、積極的に投資を行い、多様なニーズに応えた施設の提供を目指していく方針です。
この『(仮称)LOGIFRONT尼崎Ⅴ』の竣工は2026年1月末を予定しており、地域経済にも貢献することが期待されています。今後の展開にぜひ注目しましょう。