土木工事のCO2排出量を見える化する『Civil-CO2』
2024年11月13日から14日の2日間にわたって行われる「建設技術展2024関東」において、注目の土木工事のCO2排出量を可視化するプラットフォーム『Civil-CO2』が最優秀賞を受賞しました。これは株式会社ゴーレムと清水建設株式会社が共同で開発したもので、ヘルスケアや自動車など様々な分野で利用されている技術を建設業界に根付かせるための重要な一歩といえます。
『Civil-CO2』とは
『Civil-CO2』は、施工過程におけるCO2排出量を算出し、視覚的に表示するためのプラットフォームです。このソフトウェアは、国内初となるスコープ3を含めたCO2の可視化ソリューションを実現しています。具体的には、土木工事で使用される資機材情報をもとに、各資機材のCO2排出原単位を参照して算出を行います。これにより、施工現場における環境への負荷を定量的に把握することが可能となります。
利用の流れは簡単で、プロジェクトで作成された積算データをプラットフォームに取り込み、ワンクリックで自動的にCO2排出量を算出します。計算結果は、活動ごとや主排出源別にダッシュボード上に表示されるため、関係者が即座に状況を把握しやすくなっています。これにより、環境対策の一環としてのCO2排出の管理が大幅に簡素化され、作業効率の向上が期待されています。
受賞理由と評価
今回の受賞には注目技術賞として4つの技術が候補に挙がり、来場者による投票を経て、厳正な選考を経て『Civil-CO2』が最優秀賞を受賞することとなりました。このことは、業界においてもそのポテンシャルと革新性が高く評価されている証拠です。また、環境への配慮が求められる現在、建設業界における持続可能な取り組みとしても意義深い成果といえるでしょう。
株式会社ゴーレムのビジョン
株式会社ゴーレムは、持続可能な不動産や建設業の未来を見据えたデータプラットフォーム「Gorlem」を運営しています。このプラットフォームは、業界特化型のサービスを提供し、サステナビリティや業務効率化の推進を目指しています。大手企業を中心に多くの導入実績を誇り、今後もさらなる技術開発に注力していく所存です。
社名:株式会社ゴーレム
本社所在地:東京都千代田区一番町15番地21
代表取締役:野村大輔
事業内容:DXプロダクトの開発と運用、建設・建物のDX支援
会社HP:
株式会社ゴーレム
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