文具商談会「Discover New Items」開催
2024-06-26 19:59:58

日販×中三エス・ティ共同商談会「Discover New Items 2024 Summer」開催!活発な商談で文具業界の未来を探る

日販と中三エス・ティが共同開催した文具商談会「Discover New Items 2024 Summer」が、2024年6月21日(金)に東京都立産業貿易センター台東館にて開催されました。



今回の商談会は、日販が中三エス・ティから文具のメーカー仕入機能および書店ルートの販売事業を承継して以来、7回目の開催となります。

開会挨拶では、業界の現状と今後の展望が語られました



開会挨拶では、日販取締役 文具雑貨事業担当 野口 瑞穂氏が、書店における文具の販売実績が安定している一方で、書籍・雑誌の売上減少が続いている現状を説明しました。また、経済産業省による「書店振興プロジェクトチーム」の発足や、日販が今年10月に開設する新たな物流センター「N-PORT 新座」について触れ、文具業界のさらなる発展に意欲を示しました。

続いて、出展メーカーの代表として、ぺんてる株式会社 代表取締役社長 和田 優氏が登壇。コロナ禍明けの文具市場は、数量ベースでは依然として厳しい状況にあることを指摘し、メーカーは商品開発だけでなく、市場のニーズに合わせた「味付け」が重要になると強調しました。

92社のメーカーが出展し、活発な商談が繰り広げられる



会場には、文具メーカー92社が出展し、新商品や季節商品、店頭企画コーナー向けの雑貨などが展示されました。約400名の来場者で賑わい、活発な商談が行われました。

今回の商談会では、初めて受注システムが導入され、事務作業の負荷軽減が図られました。メーカーと取引店の双方から好評を得ており、今後の商談会でも活用されることが期待されています。

日販のオリジナルブランドや学研ステイフルの新商品も注目を集める



日販は、オリジナル文具・雑貨ブランド「Komamono Lab」「Fonte」「Greeful」などを展示し、9月発売予定の「本一封ブックカバー」、12月発売予定の「ONE ECO PROJECT リサイクルポリエステル製ハンカチ」などの新商品もいち早く紹介しました。

また、日販グループの学研ステイフルは、人気の「Gakkenニューブロック」シリーズより、7月発売予定の新商品を展示しました。

文具業界の未来に向けて、さらなる協力を誓う



日販と中三エス・ティは、今後も連携を強化し、文具業界全体の活性化に貢献していくことを目指しています。今回の商談会は、業界関係者にとって、新たな商品やサービス、そして未来への展望に触れる貴重な機会となりました。

「Discover New Items 2024 Summer」の感想:文具業界の底力を感じた一日



今回の商談会は、単に商品を紹介する場ではなく、文具業界全体が抱える課題や未来への展望を共有する場として、非常に意義深いものでした。

日販の野口取締役の挨拶は、書店を取り巻く厳しい状況を冷静に分析しながらも、新たな物流センターの開設や業界全体を活性化させるための取り組みについて力強く語られており、今後の展開に期待感を抱かせました。

一方、ぺんてるの和田社長は、コロナ禍明けの市場変化を踏まえ、メーカーが単に商品を作るだけでなく、市場のニーズを捉えた「味付け」が必要であると訴えました。この言葉は、単に文具業界に限らず、あらゆる業界において重要なメッセージだと感じます。

会場には、多くのメーカーが最新の技術やアイデアを駆使した商品を展示していました。中には、環境問題への配慮や、デジタルツールとの連携など、時代の変化に対応した商品も見受けられ、文具業界の底力を感じました。

特に印象に残ったのは、日販のオリジナルブランド「Komamono Lab」の「本一封ブックカバー」です。これは、本の表紙をそのまま見せることができるブックカバーで、読書の楽しみをより一層高めてくれるアイテムです。

また、学研ステイフルの「Gakkenニューブロック」シリーズの新商品は、従来のブロック玩具に比べて、より自由な発想で作品作りを楽しめるよう進化しており、子供たちの創造性を育む上で役立つアイテムだと感じました。

今回の商談会を通じて、文具業界は決して衰退しているのではなく、時代の変化に合わせて進化を続けていることを実感しました。今後も、日販と中三エス・ティの連携によって、魅力的な商品やサービスが次々と生み出されることを期待しています。

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