インターアローズがDistimoと提携、世界のアプリ市場データを日本に導入

インターアローズとDistimoのパートナーシップ

株式会社インターアローズが、全世界48カ国のスマートフォン・アプリケーション市場のデータを提供するオランダのDistimo（ディスティモ）社と、新たにパートナーシップ契約を締結しました。この提携により、インターアローズは日本の携帯端末及びタブレット製造メーカーや広告代理店、通信キャリア、コンテンツプロバイダーなどへ、世界の主要なスマートフォン・アプリケーションストアに関する詳細な市場データの販売を開始します。

Distimoのデータ提供内容

Distimoのデータは、通常のスマートフォンアプリストアではランキングのみが公開されている中、各アプリケーションの推定ダウンロード数や売上を含む詳細な情報を提供する点が大きな特長です。DistimoのCEOであり共同創設者のVincent Hoogsteder氏は、日本市場が急成長していることに着目し、今回の提携がアジア市場進出において重要な一歩であると述べています。

日本は、世界的に見てもアプリケーションのダウンロード数でトップ３に入る国であり、その売上もアメリカに次ぐ第2位です。このような日本市場の重要性を考えると、Distimoのデータは海外市場進出を計画する日本企業にとって、必要不可欠な情報源となるでしょう。

日本企業の支援

インターアローズは、日本を含む48カ国のデータを基に、米国や欧州、中国、韓国、インド市場などへのアクセスを可能にするマルチカントリー・パッケージを組むことができます。この情報を活用することで、企業は市場に応じたビジネス戦略を分析し、より効果的なマーケティング活動を行うことができます。

男澤洋二代表取締役社長は、「Distimoとの提携により、世界のアプリケーションストアの販売データを日本のクライアントに提供できることを非常に嬉しく思っています。特にグローバル規模でアプリ関連ビジネスを展開する企業にとって、Distimoのデータは大いに役立つ知恵となるでしょう。」とコメントしています。

急成長するモバイル市場

現在、モバイル市場は急速に成長しており、多様なアプリケーションストアが次々と登場しています。Distimoは2009年に設立され、市場動向を可視化することを目指しています。そのデータはApple App StoreやGoogle Playはもちろん、Amazon App Store、Samsung Apps Store、Windows Phone Marketplaceなども網羅しています。これにより、アプリケーションのカテゴリごとの提供数や売上の動向が把握可能となります。

インターアローズの概要

インターアローズは、革新的なデジタルマーケティング戦略を提供し、Webアクセスデータやユーザビリティー分析を行う企業です。英国のデジタル・シティー・ビジネスや米国のコムスコア社と提携し、グローバルなインターネットソリューションを提供しています。日本市場における全世界データの販売開始は、企業がデジタルビジネスの最前線に立ち続けるための重要な支援となるでしょう。