武蔵野エリア産業フェスタでの取り組み
12月4日、水曜日に武蔵野商工会議所の主催による「むさしのエリア産業フェスタ2024」が吉祥寺東急REIホテルで開催されました。この展示会では、地域企業と連携した成果を発表する機会として総合学院テクノスカレッジが唯一の学校法人として出展。学生たちによる実演を交えたデモンストレーションが注目を集めました。
地域活性化を目的とした展示会
「むさしのエリア産業フェスタ」は、武蔵野市、三鷹市、小金井市の企業が一堂に集まり、それぞれの技術や製品を披露する合同展示会です。地域の持続可能な発展を支援するための取り組みとして、テクノスカレッジも積極的に参加を果たしました。
学生の成果を発表
テクノスカレッジは、段ボール製のおもちゃや、防災をテーマにした研究に取り組むなど、地域企業と協力し社会課題に対処しています。特に、ゲームクリエーター科の学生たちは渡辺紙器工業との協力のもと、ダンボール製の玩具「ダンボール機関車」を開発しました。この商品は、新しい玩具のアイデアを求める企業の依頼を受けてプロジェクトが始まりました。実演では、学生が参加者の前で玩具の組み立てを実演し、知育要素や安全性についても強調しました。
ダンボール機関車の魅力
ダンボール機関車のデモンストレーションは、学生たちが考えた30のアイデアの中から選ばれた機関車の煙が動くギミックや学習要素を含んでいます。参加者は、実際に手に取ってその魅力を体験でき、安全性を考慮した設計が評価されて商品化に至りました。学生たちの提案から生まれたこの機関車は、将来的に更なる発展が期待されています。
防災テーマの研究プロジェクト
他の取り組みとして、テクノスカレッジの電気電子学科や情報システム科の学生たちは、「防災」をテーマにした研究を実施。能登半島地震を契機に、地域の企業と協力しながら防災に関連する実践的な知識を深めています。
例えば、株式会社白山工業が開発したVRシステムを利用して、学生たちは地震を実際に体験する機会を得ました。さらに、株式会社フライトからは水中ドローンの説明を受け、防災活動におけるその活用法を学びました。
また、木材を扱う株式会社タカキからは、実際の仮設住宅の施工に関するレクチャーもあり、学生たちは防災と地域活性化に貢献する方法を探求します。
TECHNOSゼミによる実践的学修
総合学院テクノスカレッジでは、全学科でプロジェクト型授業「TECHNOSゼミ」を行い、地域企業や行政と一緒に課題解決に向けた活動を行っています。これにより、学生たちは実際の社会問題に対処する能力を身につけ、多様な業務に挑戦する経験を得ています。
まとめ
今回の産業フェスタへの参加を通じて、学生たちは自身の学びを社会に活かす機会を得ました。多様な学科が連携することで、新しい発見やチャレンジが生まれ、地域の活性化へとつながっているのです。これからもテクノスカレッジは、実践的な学修を通じて学生たちの成長を支援し続けます。