2025年の夏休みを彩る国際理解教育「ワールド・ビジョン・サマースクール」
国際NGOワールド・ビジョン・ジャパン(WVJ)では、子どもたちに国際的な視野を広げ、共に生きる世界の一員であることを学ぶ「ワールド・ビジョン・サマースクール2025」を開催します。2025年7月24日から8月2日にかけて、オンラインと対面の形式で実施されます。参加対象は小学生とその保護者で、参加費は無料です。申込締切は、対面イベントが6月23日、オンラインが7月14日と定められています。
グローバルキッズを育む教育の場
WVJは2006年から毎年夏休みに、子どもたちを対象にしたサマースクールを開催しています。その目的は、子どもたちに「世界のお友達を大切にし、自分にできることを考え行動するグローバルキッズを育てる」ことです。過去に参加した人数は4,654人、昨年は274組602人が参加しました。今年はさらに1,250組の枠に拡大し、子どもたちに多様な国際理解の機会を提供します。
プログラムでは、バーチャルツアーや体験活動を通じて、途上国の子どもたちの生活を理解するきっかけを届けます。特に、SDGsの貧困、教育、水衛生に関する課題を深く学び、自分にできることを仲間と共に考え、行動する姿勢を育みます。
昨年参加者の声と多様なプログラム
参加者の93%は「楽しかった」と回答しており、夏休みの自由研究にも役立つ内容です。また、参加者には特典として「自由研究シート」が提供されます。子どもと一緒に世界を見つめ、学ぶ機会として最適です。
体験プログラム
オンラインイベント
パソコンを使い、アフリカの子どもたちの家や学校を訪ねるバーチャルツアーを行います。現地の動物や食事をネット越しに体験しながら、水や医療の課題についてクイズやディスカッションを通じて学びます。
対面イベント
対面で行われる水汲み体験では、実際に現地で使用されるタンクを体験し、その重さや実情を理解します。子どもたちは自らの体験を通じて深い感覚を得、世界的な課題を直視するきっかけとなります。さらに「世界がもし100人の村だったら」という教材を使ったワークショップも予定されています。
保護者向けプログラム
低学年の保護者向けには、子どもたちが参加中に実施されるプログラムも用意されています。サマースクール後の学びの活用方法を紹介し、国際的に活躍する保護者によるトークセッションも予定しています。
ユースボランティアと世代を超えた交流
高校生や大学生のボランティアが運営サポートを行い、小学生との世代間交流が深まる環境を作ります。若者たちが関わることで、より身近で刺激的な学びの場が形成されます。
世界とのつながりを実感する体験
参加者は、個々の経験を通じて国際理解を深め、自分なりの解決策を見つけ出しています。2年前に参加した子どもが、地域イベントで手作りのアクセサリーを販売し、売上を募金することを企画したように、実際のアクションへとつながる姿も見られます。子どもたちが、「困っている子どもを助けたい」といった思いを持つことが、私たちが目指すグローバルキッズ育成につながっているのです。
結び
2025年も多くの親子のご参加をお待ちしています。詳しい情報や申し込みは、公式サイトからご確認ください。子どもたちと共に、この夏、一緒に世界を見つめ、新たな視野を広げましょう!