漁業におけるかつお・まぐろの最低賃金改正の審議が始まる

漁業の最低賃金、かつお・まぐろに関する審議が開始

令和6年9月20日、国土交通省において、漁業（かつお・まぐろ）最低賃金専門部会が開催されることが発表されました。この専門部会は、漁業業界の現状を考慮し、労働者の最低賃金の見直しを議題としています。具体的には、令和5年9月に施行された最低賃金法第35条第7項に基づき、かつお・まぐろの漁業における賃金実態を基に審議が行われます。

専門部会の設置趣旨と構成

本専門部会は、船員部会の下に設置されており、公益・労働・使用者それぞれを代表する委員が2名ずつ参加しています。今回の会議では、以下の3つの議題が取り上げられる予定です。
1. 専門部会長の選任
2. 漁業（かつお・まぐろ）最低賃金を取り巻く現状の確認
3. 漁業（かつお・まぐろ）最低賃金の改正案の検討

会議の詳細

- 日時: 令和6年9月20日（金）13:30～15:00
- 場所: 国土交通省中央合同庁舎2号館1階低層棟共用会議室1

この会議は、報道関係者にとっても重要な機会となり、カメラ撮影や傍聴を希望する場合は、事前に参加登録が必要です。登壇までの様子を撮影できるチャンスは会議の冒頭のみとなり、その際に配布される資料がどのような内容かも注目されます。

審議の背景

かつおやまぐろなどの水産物は、日本の漁業において重要な位置を占めており、その市場動向や漁業従事者の労働条件が改善されることで、産業全体の持続可能性が高まります。近年、漁業に従事する労働者の賃金の実態が注目されており、特に若者の漁業離れが問題視されています。これを受けて、最低賃金の引き上げが求められる声も多くなっています。