ダイバーシティ研修
2023-11-13 12:00:02
ボードゲームで学ぶダイバーシティ研修プログラムの魅力とは
ボードゲーム「グラマ」を活用した新しいダイバーシティ研修
株式会社HEART QUAKEが発表した新しい研修プログラムが注目を集めています。このプログラムは、一般社団法人ビーラインドプロジェクトと日本視覚障害者職能開発センターとの連携で実現したもので、ボードゲーム「グラマ」を通じてダイバーシティとインクルージョンを学ぶことができます。
2023年11月13日から申し込みが開始されるこのプログラムは、視覚障害者とともに実施可能という点でも大きな特徴があります。ハートクエイクは、企業や組織において、互いの違いを理解し、活かし合う環境の構築を目指しており、今回の研修がその一助となることを期待しています。
ボードゲーム「グラマ」とは?
「グラマ」とは、ビーラインドプロジェクトが開発したゲームで、見えなくても触れても楽しめる要素が盛り込まれています。4人のプレイヤーはそれぞれ異なる重さの巾着袋を持ち、各自の感情や感覚を言葉で表現しながら、最終的に全員同じ重さを目指します。この過程でコミュニケーション能力が磨かれ、プレイヤー同士の理解を深めることができます。
このように「グラマ」は、視覚状態に関わらず楽しむことができるだけでなく、重さを通じて感情や感覚をシェアすることで、参加者同士が互いの違いを認識し、理解し合う機会を提供します。企業のトレーニングにおいても、ダイバーシティ&インクルージョンを促進する効果が期待されています。
研修の具体的な内容
本研修では、職能開発センターから視覚障害者が派遣され、一緒に「グラマ」を行います。ゲーム終了後には、視覚障害についての基礎知識や、企業で働く際の誤解や理解を深めるための意見交換も行われます。このように視覚障害のある方と交流することで、参加者はダイバーシティを実体験でき、研修の環境がよりリアルで親しみやすいものになります。
将来的には、参加企業の製品やサービスについて視覚障害者の視点から意見を交換する機会も設ける予定です。これにより、目に見えるダイバーシティだけでなく、意見の多様性についても深く考えるきっかけを提供することを目指しています。
研修開発者の声
「グラマに出会ったのは2023年1月でした。ゲームを体験し、その楽しさはもちろん、ダイバーシティ&インクルージョンが学べる素晴らしい内容だと感じました。視覚障害者とともに行えることで、さらに多くの方々に体験してもらえることを嬉しく思っています。」と、ハートクエイクの代表取締役の千葉 順氏は語ります。ビーラインドプロジェクトの代表理事、浅見幸佑氏も「グラマは、異なる側面を知り楽しむことができるゲームです。多くの方々とこの体験を共有することを楽しみにしています。」とコメントしています。
視覚障害を持つ方が活躍する現場も増えつつあり、彼らが持つ意識や能力について知ることは、すべての参加者にとって貴重な体験です。
研修に関する情報と今後の展望
このプログラムは2022年に開発された「グラマ」を基に設計されており、企業向けのダイバーシティ&インクルージョン研修として広がりを見せています。興味を持つ企業は、ハートクエイクのホームページを通じて詳細を問い合わせることができます。
多様性を認め合うことが求められる昨今、このようなプログラムが多くの場所で実施され、理解と友情が広がっていくことが期待されています。これからの社会において、ボードゲーム「グラマ」が果たす役割はますます重要になりそうです。
会社情報
- 会社名
-
株式会社HEART QUAKE
- 住所
- 神奈川県川崎市幸区東小倉22番46号
- 電話番号
-
03-5843-9105