eスポーツの世界に新たな風が吹き込まれる。株式会社RAPPITとアドネス株式会社が提携し、竹内翼氏が代表を務めるプロeスポーツチーム「PYL Gaming」が新たに立ち上げた「PYL Next」プロジェクトがその証だ。この新プロジェクトは、特に金銭的な理由からオフライン大会や大型イベントへの参加が難しい、22歳以下の若手eスポーツプレイヤーを対象にした支援の取り組みである。
「PYL Next」プロジェクトの誕生背景
竹内翼氏は、なんと16歳で自身の会社を起業し、今やプロチームの代表を務める高校生社長だ。彼は、自身の経験をもとに、eスポーツを通じてより多くの若者たちに力を与えたいという強い思いを持っている。竹内氏は「多くの若手プレイヤーが金銭的な理由で大切な挑戦の機会を逃すことがないように、サポートを行いたい」と強調する。
「PYL Next」は、長期的なプロジェクトとして、若者たちに対して多角的な支援を提供。金銭面のサポートだけでなく、SNSで彼らの活躍を発信し、次世代の選手が挑戦しやすい環境を整えることを目指している。
初回イベント「篝火#13」
「PYL Next」の初回のプログラムは、2025年5月4日から5月5日にかけて所沢で開催されるスマブラSP世界最大の大会「篝火#13」にラインナップされている。この大会は、スマブラSPコミュニティにおいて名高い「篝火」シリーズの第13回にあたる。特に注目するべきは、世界ランキング上位の選手が48人も参加するなど、過去最高のレベルの大会となることが予想されている。
サポート選手の紹介
その中でも、注目の若手選手としてLeaf選手を迎えている。彼は18歳ながらも実績を残しており、昨年の日本ランキングで41位を記録。また、オフライン大会において2度の準優勝、さらには大型大会でのTOP8入りという業績を誇る。使用キャラクターはルフレとクラウドで、彼は「PYLの名前を背負って挑戦できることを嬉しく思い、全力を見せたい」と意気込みを語った。
初のサポートメンバーはLeaf選手だけでなく、他にも数名の選手をサポートする予定だ。新たなメンバーは、4月13日にオンラインオーディションを通して選考され、その様子はPYL GamingのYouTubeチャンネルで配信されるため、視聴者も彼らの成長を見守ることができる。
このように「PYL Next」は、若手eスポーツプレイヤーの未来を明るく照らす取り組みとなるだろう。SNSを活用し、彼らの挑戦を応援する流れを作ることで、より多くの若者たちがeスポーツの世界に飛び込むきっかけとなることが期待される。
会社概要と関連情報
株式会社RAPPITは、2023年11月1日に設立され、竹内翼氏が代表を務めている。本社は兵庫県神戸市に位置する。