へんじんもっこ、金賞受賞！佐渡から世界へ誇る食肉加工の技

へんじんもっこが世界的な食肉技術を証明

新潟県佐渡市に本社を構える有限会社へんじんもっこ。企業名は佐渡弁で「頑固者」を意味し、効率よりも質、流行よりも本質を追求し続ける姿勢で知られています。この度、2025年9月に行われる食肉業界最高峰のコンテスト「IFFA2025」において、同社の主要商品である「あらびきウインナー」「生ハム」「レバーペースト」を含む9商品が、満点評価の金賞を受賞しました。

「減点ゼロ」の名誉

IFFAコンテストの金賞は、味や食感、香り、外観など100以上の基準を満たした商品に与えられます。ドイツの専門家たちによる厳しい審査を経て、へんじんもっこの技術と品質が国際的に認められました。佐渡の地で育まれたこの品質は、職人技と地域の特性の賜物です。

職人のこだわり

創業以来、職人の厳しいこだわりが息づいています。代表の渡辺省吾氏は、高校卒業後にドイツに渡り、4年間本場の精肉技術を学びました。彼はその後、創業者の父親の後を継ぎ、伝統的なドイツの製法を守りつつ、佐渡特有の熟成技術を磨き上げました。これにより肉本来の旨味が最大限に引き出され、しっかりとした食感の製品が生み出されています。

チームワークの力

今回の金賞受賞は、渡辺氏個人の技術だけではなく、製造を支える全スタッフの努力の結晶でもあります。美味しいものを顧客に届けたいという情熱が、審査員に高く評価されました。また、ローストビーフ部門でも銀賞を受賞し、技術力の幅広さを証明しました。

受賞商品

金賞を受賞した9商品は、以下の通りです：

- あらびきウインナー：肉の食感が楽しめるジューシーな一品。
- 生ハム/ロースハム：芳醇な香りと深い旨味が特徴。
- 焼きソーセージ：ドイツの屋台の味を再現。
- レバーペースト：クリーミーで濃厚なワインとの相性抜群。
- ニンニクソーセージ：パンチの効いた風味。
- ビアブルスト：ビールにぴったりな香りのスライスソーセージ。
- ヴィンツァーサラミ：赤ワイン入りで、特にワインとの相性が良い。
- ペッパーバイサー：グリーンペッパーを入れたサラミ。

企業の未来展望

これまで数々のコンテストで評価を受けてきたへんじんもっこですが、今回の受賞は新たなスタートライン。地域の特産品を活かした新商品開発にも力を入れており、佐渡産の柚子やみかんを使った製品も視野に入れています。

「いずれは佐渡を代表するお土産になるような商品を作りたい」と意気込む彼らは、今後も手を抜かず、一本一本の商品に魂を込めて製造を続けていきます。メーカーとしての誇りを胸に、世界中で楽しんでもらえる輸出商品の確立を目指しています。