和紙マネキン「Waltz」
2021-12-17 16:37:43
無形文化財「西ノ内和紙」を使った軽量マネキン「Waltz」がデモ展示
無形文化財の可能性を引き出す「Waltz」
和紙が持つ伝統と美しさを活かしたマネキン「Waltz」が、東京のMIZUNO TOKYOでデモ展示されています。この展示は、SDGs支援を掲げるミズノの協力によって実現したもので、展示期間は2021年12月17日から2022年1月18日までの約一ヶ月間です。
和紙マネキン「Waltz」の特徴
和紙マネキン「Waltz」は、茨城県常陸大宮市の無形文化財「西ノ内和紙」を素材に使用した製品です。この和紙は、那須楮100%を使ったもので、軽量化が実現された結果、従来の製品よりも約80%の重さを減らすことに成功しました。これにより、輸送時の負担や組み立て作業の重労働を可能な限り軽減し、労働環境の改善にも寄与しています。
環境への配慮と地域貢献
「Waltz」は環境にも配慮した設計となっており、製造過程で有機溶剤を使用せず、粉塵の発生も抑えています。また、製品が使用された後は、再び和紙としてリサイクルすることができるため、循環型社会を意識した取り組みとなっています。これに加え、「Waltz」の需要を高めることで、地域の活性化にもつながることを目指しています。
デモ展示の実施概要
展示は東京都千代田区のMIZUNO TOKYOにて行われ、紳士タイプと婦人タイプの和紙マネキンが各1体ずつ展示されています。営業時間は11時から20時までですが、休館日は12月30日から2022年1月2日までの期間です。展示を通じて、和紙文化の素晴らしさやSDGsへの取り組みを広く伝える機会となることでしょう。
会社紹介
マネキンを製造する株式会社トーマネは、1934年に設立され、日本人形の名工「永徳齊」にルーツを持つ企業です。現在は、空間デザインやVMD(ビジュアルマーチャンダイジング)の提供に加え、商業施設の内装デザインなども手掛けており、豊富な知識と経験をもとに顧客のニーズに応えています。レンタルシステムを活用し、商品のメンテナンスやリサイクルに力を入れることで、より持続可能なビジネスモデルを展開しています。
このように、無形文化財である西ノ内和紙を素材にしたマネキン「Waltz」の開発は、ただおしゃれさを追求するだけでなく、環境や地域への貢献をも視野に入れています。展示期間中にぜひ足を運び、この伝統と革新が融合した製品を実際に体感してみてはいかがでしょうか。
会社情報
- 会社名
-
株式会社 トーマネ
- 住所
- 東京都中央区銀座1-11-1東京橋ビル
- 電話番号
-
03-6367-9860