神戸から世界へ、信頼を築くワインの旅
「造り手の想いが、当たり前に届く世界」を作りたいという夢を抱くのは、株式会社ENJIのCEO、安居亮治氏です。彼のビジョンは、ただ単に商品としてのワインを消費者に届けることではなく、それを超えた人々の想いを育む世界を築くことです。
ワインとの出会い
安居氏は、ワイン商としてのキャリアを歩み始める前に、アトピー性皮膚炎という厳しい状況に直面しました。しかし、あるワインの師匠が彼に届けた一本のワインが、彼の視野を広げ、ワインの本質的な価値を思い起こさせました。科学に基づいた鮮度管理と、最高の状態で供されるそのワインは、彼の心を打ち、「本物は人を幸せにする力がある」という真実を告げました。この経験は、彼が世界に届けたい理念の原点となります。
14年間の挑戦
安居氏は、過去14年間にわたって様々な挑戦を経験しました。スタートはヘアカラー大手企業でのマーケティング職。しかし、大学時代に培った「粘り強さ」と先輩から受けた厳しい指導は、彼にとっての財産です。困難を乗り越えた彼は、2023年と2025年にプロセッココンクールで日本一の栄誉を手にしました。その成功は、背後にある多くの苦労と努力の賜物です。
新しい品質の価値
安居氏は、まだ世の中に存在しない「品質の履歴」を証明する取り組みを進めています。それは最新技術を駆使し、ワインが辿った「真実の旅路」を可視化するものです。この組紐トレースは、どのような環境で、どんな人の手を経て消費者に届いたのかを示す仕組みであり、品質管理の枠を超えて「想いの可視化」を実現するものです。将来的には、ワインにとどまらず食材、医療、文化財など多岐にわたってこの仕組みを拡大していく計画です。
神戸からの再生と未来
1995年の震災を経て、安居氏は神戸の復興に寄与したいという強い思いを抱いて成長してきました。彼は、神戸を拠点に信頼を保証するハブを築くことで、地域に貢献することを決意しています。2026年に開業する淡路島の拠点でも、地元漁協や仲買と連携し、最高の鮮度の価値を消費者に届けます。
未来への約束
「信頼」と「造り手の想い」を次世代へ繋ぐために、安居氏の挑戦は続きます。彼の情熱は、より透明で豊かな社会を目指し、神戸から世界へと広がることでしょう。
安居亮治のプロフィール
1980年、神戸市に生まれる。大手ヘアカラーメーカーでブランドマネージャーを経験後、2016年に独立。2023年、2025年プロセッココンクールで日本一。アスリート精神を活かし、世界中の「造り手の想い」を守るインフラの構築に尽力している。