IKOUポータブルチェア受賞
2024-12-06 10:48:45

障害児育児に革新をもたらす『IKOUポータブルチェア』が受賞

障害児育児に新たな希望を与える『IKOUポータブルチェア』の成功



株式会社Halu(ハル)が開発した『IKOUポータブルチェア』が、アジア最大級のウェルビーイング祭典を目指す「WE AT CHALLENGE 2024」で、Track3:「Living & City」において最優秀賞である「WE AT BEST AWARD」を受賞しました。この受賞は、Haluが取り組むインクルーシブデザインを基本にしたプロダクトが、障害の有無にかかわらず誰もが気軽に使える社会の実現に貢献すると評価されたもので、非常に意義深いものです。

受賞の背景



「WE AT CHALLENGE 2024」は、一般社団法人WE ATが主催するグローバルなピッチコンテストであり、社会課題に対する解決策を模索する場です。応募には32カ国から約400件が寄せられ、そこから選ばれた16チームが最終審査に臨んだ中での受賞となります。Haluの松本友理代表取締役は、受賞を「私たちの目指すインクルーシブデザインの社会実装に向けた取り組みが、Well-Being社会の実現にとって重要」と捉えています。

Haluの挑戦



Haluは「自由で自分たちらしい外出をすべての子どもと親たちに」をコンセプトに、多様な子どもたちが使えるプロダクト開発に力を入れています。その代表作である『IKOUポータブルチェア』は、体幹が不十分な子どもたちが安心して座れるよう開発されています。このプロダクトは、軽量で持ち運びが簡単でありながら、大人用椅子に取り付けるだけで使用できるため、どこにでも出かけやすい環境を整えています。

既に全国57の企業や自治体で導入されており、親子での外出機会を広げています。特に、商業施設や公共の場での利用が急増中で、「外出しづらさ」を解消する重要な役割を果たしています。

インクルーシブデザインの意義



インクルーシブデザインとは、多様な人々のニーズを考慮し、当事者を巻き込んでデザインを行うアプローチです。従来のユニバーサルデザインが一般的なユーザーの視点から設計されるのに対し、インクルーシブデザインは個々の困難に基づいて進められます。Haluはこの手法を用いて、障害者が使用しやすいだけでなく、健常者にも使いやすい製品を目指しています。

今後の展望



今回の受賞によってHaluは、得られた共感やパートナーシップを活かし、さらなるインクルーシブデザインの推進に向けて進む姿勢を強調しています。受賞した1,000万円の賞金は、障害児とその家族に関するデータベースを構築するために活用され、今後の製品開発や社会実装に向けた基盤を強固にする計画です。

まとめ



「IKOUポータブルチェア」は、今後も多くの家庭に貢献し続けることでしょう。家族での外出をしやすくし、障害の有無に関わらずすべての子どもたちに笑顔をもたらすプロダクトとして、Haluの挑戦は続きます。私たち一人ひとりが、インクルーシブな社会を実現するためにできることは何か、考えていきたいですね。


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会社情報

会社名
株式会社Halu
住所
京都府京都市北区衣笠総門町4番地4
電話番号
075-467-6760

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