ヤマハ、21年連続SOHOルーター国内シェアNo.1
ヤマハ株式会社が発表したところによると、同社はIDC Japanが2025年6月に公表する「国内ネットワーク機器市場シェア(2024年)」において、
SOHOルーターセグメントで21年連続のシェアNo.1を達成しました。この統計は、中小企業や個人事業主のオフィス、大企業や中堅企業の遠隔地における小規模オフィスや店舗で使用されるネットワーク機器の市場での成果を反映しています。
ヤマハネットワーク機器事業の歴史
ヤマハは1995年にネットワーク機器事業に参入し、2025年3月に30周年を迎えます。これまでに数多くの製品を展開し、特に企業向けのルーター、スイッチ、無線LANアクセスポイント、UTMアプライアンスのラインアップを拡充してきました。例えば、2016年には、遠隔から統合して管理できるクラウドベースのサービス「Yamaha Network Organizer(YNO)」を導入し、ユーザーの利便性向上に寄与しています。
幅広い採用実績
ヤマハの製品やサービスは、個人や法人のインターネット接続だけでなく、中小企業の社内ネットワーク構築においても幅広く利用されています。また、医療や介護、教育、リテール、行政機関、工場など、多様な業種での採用が進んでいます。
最近では、通信回線の帯域幅の拡大に対応するために、「RTX1300」や「RTX3510」といった新しいルーターをリリースしました。そして2025年8月には、長年にわたり好評を得ている「RTX830」の後継機で、各種機能が向上した「RTX840」が発売予定です。この進化は、ビジネスにおける信頼性と性能を一層高めるものです。
新分野への挑戦
さらに、ヤマハは
Media over IP(MoIP)分野への進出も図っています。この技術は、大容量の映像や音声を低遅延で送受信できるため、放送各社との実証実験を行い、迅速かつ高品質な通信を実現するための検証を進めています。
サポート体制の強化
製品とサービスにおいては、ユーザーサポートにも力を入れています。Webサイトでの詳細な技術情報を提供するほか、お客様相談センターの品質向上にも取り組んでいます。また、エンジニア向けのソーシャルネットワーキングサービス「ヤマハネットワークエンジニア会(YNE)」を通じて、顧客とのコミュニケーションを強化しています。
未来に向けた展望
今後もヤマハは、お客様の「つなぐ」体験をさらに便利にするために、革新的な製品やサービスを提供し続けると同時に、サポート体制の充実にも努めていくことを約束しています。詳しい情報は、以下のリンクからご確認いただけます。
ヤマハの進化は、通信とネットワークの未来を切り開く重要な一歩となるでしょう。